ステランティス、フルサイズEVピックアップトラック開発中止…北米で需要が減速

Ram 1500 REV
Ram 1500 REV全 5 枚

ステランティスは、北米でのフルサイズ電動トラック需要の減速を受けて製品戦略を見直し、フルサイズEVピックアップの開発を中止すると発表した。

【画像】Ram 1500 REV

この戦略変更に伴い、ラムブランドはREEV(レンジエクステンダー電気自動車)を搭載したピックアップトラックの名称を「Ram 1500 REV」に変更した。従来は「ラムチャージャー」として知られていたこの車両は、ハーフトンセグメントにおいて新たなベンチマークを設定し、優れた航続距離、牽引能力、積載性能を提供するとしている。

ラムブランドは現在、軽量級のRam 1500から重量級の2500/3500、シャシーキャブ、プロマスターバンまで幅広いピックアップトラックと商用車のラインナップを展開している。

同ブランドは、ピックアップ市場で最も成長の早いスポーツトラックセグメントに注力しており、新型Ram 1500 RHOを含む過去最大のオフロード性能トラックのバリエーションを投入している。Ram 1500 RHOは、他のパフォーマンスオフロードピックアップと比較して1ドルあたりの馬力が最も高いとされる。

商用分野では、ラムはシャシーキャブラインを提供し、顧客やアップフィッターをサポートする機能を備えている。ラムプロフェッショナルは、商用製品、専門的なB2B知識、販売・サービスサポートに焦点を当てたプロセス、実行、リソースの大幅な変更を行っている。

ラムは競合他社を上回る性能を維持し、トラック購入者にとって最も重要な分野でベンチマークを設定している。主な特徴として、10年10万マイルの米国最高のフルサイズトラック・バン用パワートレイン限定保証、カミンズターボディーゼルによるセグメント初の1000lb-ftのトルク、エアサスペンション付きRam 1500タングステンなどがある。

《森脇稔》

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