整備工場の熱中症対策に、省スペースエアコンキュービクル開発…香川電力など6社

香川電力は9月22日、アプティ、ダイキンエアテクノ、力電、宝田電産、ダイヘンと共同で、新たに整備工場向けのエアコン専用キュービクル『ピットキューブ』を開発したと発表した。

同日より注文受付を開始し、2026年2月から順次出荷を予定している。なお、本製品は特別設計による製造のため製造個数に制限があり、月間受注上限に達した場合は翌月まで受注を停止することがある。

全国の自動車整備工場は猛暑の長期化や人材不足を背景に、『労働環境改善』と『作業効率確保』が急務となっている。2025年6月からは法改正により職場での熱中症対策が義務化され、空調設置はもはや選択肢ではなく必須となっている。一方、整備士のなり手は年々減少しており、国土交通省の調査で自動車整備専門学校への入学者数は過去18年で約47%減少。にもかかわらず、整備学校卒業者の就職内定率は99.9%と高い状況であり、需要に対して供給が追いついていない。


《森脇稔》

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