本田技研工業は9月4日、大型バイクのホンダ『CRF1100L Africa Twin(アフリカツイン)』について、電気配線に不具合があるとして、国土交通省にリコールを届け出た。
対象となるのは、2019年10月29日から2025年3月20日までに製造されたCRF1100L Africa Twinの3型式、計2960台。
不具合の内容は、電気配線において左ハンドルスイッチハーネス電線間の端子かしめが不適切なため、ハンドル転舵操作によるハーネスの撓動が繰り返されると、端子のかしめ部が摩耗することがあるというもの。
そのまま使用を続けると、かしめ部が酸化して抵抗値が高くなり、警音器が吹鳴しない、また、走行用前照灯が点灯しないおそれがある。
改善措置として、全車両で電線間に端子かしめがない左ハンドルスイッチハーネスの対策品と交換する。対策品の供給に時間を要することから、暫定措置として左ハンドルスイッチハーネスの配索を変更し、部品準備が整い次第、改めて対策品と交換する。
不具合件数は2件で、事故の報告はない。