日産自動車は9月11日、『エクストレイル』(e-POWER)について、EVバッテリーへ電源供給が停止し、走行できなくなるおそれがあるとしてリコールを届け出た。
対象となるのは、2022年7月1日から2023年3月1日に製作されたエクストレイル(e-POWER)9197台。
e-POWERの発電用モーターにおいて、ステータコアへの絶縁材(ワニス)塗布量管理が不適切なため、ワニスの塗布量が少ないものがある。これにより絶縁不良が発生し、絶縁抵抗値が低下する。そのまま使用を続けると、e-POWERシステム警告灯の点灯および警告メッセージが表示され、発電用モーターが発電を停止することで、EVバッテリーへ電源供給がされなくなり、走行できなくなるおそれがある。
改善措置として、全車両の発電用モーターのシリアル番号を確認し、不具合対象であれば対策品に交換する。
不具合は423件報告、事故は発生していない。