トヨタ自動車は9月17日、『ヤリスクロス』と『カローラクロス』について、パノラミックビューモニターで車両の直左の映像が確認できず、保安基準に適合しないおそれがあるとして、リコール(回収・無償修理)を国土交通省へ届け出た。
対象となるのは、2022年11月30日~2024年1月15日に製作された2車種7型式の計9万8784台。また、交換修理用部品として出荷し、組付けられた可能性がある車両が特定できたものが1個。特定できないものが計3874個ある。
パノラミックビューモニターの前方および側方カメラにおいて、カメラ回路素子の製造工程の検討が不十分なため、素子内部に亀裂が生じているものがある。そのため、使用過程で亀裂が進展して導通不良となり、車両の直左の映像が確認できず、保安基準に適合しないおそれがある。
改善措置として、全車両、当該カメラの製造番号を点検し、該当する場合は良品と交換する。
これまでに不具合の発生は787件あり、事故は発生していない。