ホンダは9月26日、ホンダのF1初勝利60周年を記念したデモ走行を10月26日に開催されるF1メキシコグランプリで実施すると発表した。
1965年10月24日のF1メキシコグランプリで、ホンダは「RA272」を駆るリッチー・ギンサー選手により、日本の自動車メーカーとして初めて世界最高峰の舞台で勝利を収めた。RA272は1.5L V12エンジンを搭載し、白地に日の丸をあしらったデザインで日本のモータースポーツ史を切り拓いたシンボル的存在である。
今回のデモ走行では、ホンダコレクションホール所蔵のRA272にHRCのエンジニアが特別なメンテナンスを実施。現在オラクル・レッドブル・レーシングから参戦している角田裕毅選手が、ホンダ初勝利の地で歴史的マシンをドライブする。
ホンダは今年、英国グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードでのウィリアムズ・ホンダFW11デモ走行、米国モントレー・カー・ウィークでの走行に続き、60年にわたる挑戦と勝利を振り返る特別プログラムを展開している。
2026年からのF1参戦に向けてパワーユニット開発を進めながら、世界中のモータースポーツファンに夢と感動を届け続けている。