DUNLOPタイヤ装着車、SUPER GT第6戦GT300クラスで優勝…資源循環型タイヤで3勝目

「Syntium LMcorsa LC500 GT(60号車)」
「Syntium LMcorsa LC500 GT(60号車)」全 2 枚

住友ゴム工業は、DUNLOPタイヤを供給するチームが9月20日から21日にスポーツランドSUGOで開催された「2025 AUTOBACS SUPER GT」第6戦のGT300クラスで優勝したと発表した。

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優勝車両は、同社と三菱ケミカルが協業で取り組む資源循環型カーボンブラック採用タイヤを装着している。このタイヤは8月の第4戦から投入しており、第4戦の2日連続優勝に続き3勝目となった。

SUPER GT第6戦は20日に予選、21日に300kmの決勝レースが行われた。雨の影響はなく、予選・決勝ともにドライコンディションとなった。DUNLOPタイヤを装着した「Syntium LMcorsa LC500 GT(60号車)」は予選2位からスタートし、レース序盤で予選1位の車両を抜いてトップを維持した。

中盤には約1時間レースの一時中断が発生するなど荒れた展開となったが、DUNLOPタイヤは終始安定した性能を発揮し、「Syntium LMcorsa LC500 GT(60号車)」の今季初優勝を力強く支えた。

資源循環型カーボンブラック採用タイヤは、8月の第4戦で初めて実戦投入されたもので、タイヤ事業における循環型ビジネス構想「TOWANOWA(トワノワ)」の一環として製造された。ゴム片や使用済みタイヤをコークス炉に投入してケミカルリサイクルを行い、得られたタールからカーボンブラックを生産することで、CO2排出量の削減が期待されている。

同社は、最新の車両が投入されるタイヤ開発の最前線にあたるモータースポーツ分野において、サーキュラーエコノミーの推進と、サステナブル原材料を使った製品開発を行うことで、カーボンニュートラルの実現に向けた取り組みを加速していく。

《森脇稔》

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