トライアンフモーターサイクルズジャパンは9月29日、二輪車トライアンフ『デイトナ660』について国土交通省にリコールを届け出た。
今回のリコールは、原動機において使用環境等に対する検討が不十分だったことが原因。急減速を繰り返すことにより、エンジン内でエンジンオイルが前方に偏り、油圧が低下することがある。その結果、エンジン内部の潤滑が不足し、最悪の場合はエンジンが破損して走行不能となるおそれがある。
改善措置として、全車両にエンジンオイルを追加し、オイルレベルゲージを対策品に交換する。エンジンを点検して内部に損傷が発見された場合は、損傷状態に応じて交換する。
対象となるのは、2024年1月12日から2025年2月12日に製作されたデイトナ660の442台。車台番号はSMTLGL23U2RBT6740からSMTLGL23U2SCH6341の範囲。
なお、現時点で不具合件数は0件で、事故の報告もない。発見の動機は本国イギリスからの情報による。