レクサス『RZ』、ジェイテクトの「Libuddy」搭載ステア・バイ・ワイヤ採用

ステア・バイ・ワイヤシステムとバックアップ電源のイメージ
ステア・バイ・ワイヤシステムとバックアップ電源のイメージ全 5 枚

ジェイテクトは10月1日、次世代ステアリングシステムの一つ、リンクレスのステア・バイ・ワイヤシステムと、高耐熱リチウムイオンキャパシタ「Libuddy」が、レクサス『RZ』に採用されたと発表した。

【画像】レクサス RZ550e “F SPORT”

リンクレスステア・バイ・ワイヤシステムのレクサス車両への搭載は初めてとなる。

ジェイテクトは1988年に世界初の電動パワーステアリング(EPS)量産開始以来、安全性や環境配慮の性能向上に努めてきた。今回のリンクレスステア・バイ・ワイヤシステムは、機械的接続構造がなく冗長化された安全設計と新しい制御技術を特徴とし、ワインディングでの直感的な操作感や低速での取り回し性を高めている。また、車両衝突時の安全確保に効果的であり、車内のレイアウト自由度も増す。

LibuddyはEPSの補助電源用に開発された高耐熱リチウムイオンキャパシタで、車両電源がトラブル時にも安全に車両操作が可能な電力を供給し、ドライバーや乗員および周囲の安全を向上させる。現在は自動車以外のエネルギーマネジメント用途にも展開が進んでいる。

ジェイテクトグループは「技術をつなぎ、地球と働くすべての人を笑顔にする」というミッションのもと、2030年ビジョン「モノづくりとモノづくり設備でモビリティ社会の未来を創るソリューションプロバイダー」を掲げ、製品の高付加価値化と新領域への挑戦を進めている。

今後も安全性や走行性、環境性向上に貢献できる技術開発を続け、次世代自動車技術への価値提供を目指していく。

《森脇稔》

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