ジープは、SUV『コンパス』新型の「アルティテュード」仕様の受注を欧州で開始したと発表した。
パワートレインは、e-ハイブリッドとEVの2種類。e-ハイブリッド版は18インチアルミホイール、LEDライト、電動格納ミラー、布製シート、先進運転支援システム、ワイヤレススマートフォン連携、デュアルゾーンエアコン、セレクテレインシステムを装備。EV版は19インチダイヤモンドカットアルミホイールとマルチリンクリアサスペンションを特徴とする。
新型コンパスは第3世代モデルとして完全に再設計され、より広い室内空間、向上した多用途性、クラス最高の性能、トップレベルの空力性能を提供する。ステランティスのSTLA Mediumプラットフォームを採用し、安全性と運転支援技術も強化されている。
e-ハイブリッドは48Vシステムで145hpを発生し、都市部での走行の半分以上を外部充電なしでフル電動モードで走行可能だ。EVスタンダードレンジは213hpと345Nmを発生し、WLTP基準で最大500kmの航続距離を実現する。
新型コンパスには先進的なコネクテッドサービスが搭載される。Connect ONEは10年間無料で提供され、基本的な支援・セキュリティサービス、充電管理、プリコンディショニング機能を含む。Connect PLUSはファーストエディションで12カ月、その他のバージョンで6カ月無料提供され、コネクテッドナビゲーション、リモート操作、盗難防止支援などの高度な機能を追加する。
革新的なデジタルキー機能により、顧客のスマートフォンに仮想キーを保存でき、物理的なキーが不要になる。このキーはテキストメッセージで家族や友人と共有することも可能だ。
新型『コンパス・アルティテュード』の受注は各市場のスケジュールに従って順次開始され、納車は2026年第1四半期から始まる予定だ。