中国の宇通客車(ユートン)は、10月3日にベルギーのブリュッセルで開幕する「バスワールドヨーロッパ2025」に、最新の製品、最先端技術、スマートサービスソリューションを出展する。
バスワールドは、世界のバス業界の発展を導くトレンドセッターとして知られる。宇通客車は2019年の同展示会で3つの主要な賞を受賞するなど、高い評価を得てきた。
同社は2004年に欧州市場へ初参入して以来、北欧諸国、英国、フランス、オランダなどで新エネルギーバスの運行実績を重ねている。
今回の出展では、「電動化、インテリジェント・ネットワーク化、ハイエンド化、国際化」という同社の主要戦略に基づく最新の成果を披露する。
具体的には、電動の都市間バス『IC12E』や観光バス『T14E』を含む複数の新エネルギー製品を初公開する。これらに加え、自社開発の主要な部品も展示される予定だ。
技術面では、2023年に発表した独自の電動化プラットフォーム「YEA(ユートン・エレクトリック・アーキテクチャ)」に続き、業界をリードする新エネルギー技術を発表する。さらに、IOV(Internet of Vehicles)を活用し、車両のライフサイクル全体にわたる安定的かつ効率的な運用を支援するインテリジェントなサービスソリューションも紹介する。
10月3日のメディアデーには、新技術や新製品のコンセプトを詳しく説明するブランド発表会を開催する予定。
宇通客車は今年の出展テーマを「Think Eco, Move Green」と掲げている。これは「誰もが、どこでも、環境に優しい公共交通機関を利用できるようにする」というブランドビジョンに沿ったものであり、世界の交通におけるグリーン転換を推進する同社の姿勢を反映している。