GM、航続476kmの電動バン59台を米赤十字に寄贈…災害支援活動を強化

GMが電動バン「ブライトドロップ」59台を米赤十字に寄贈
GMが電動バン「ブライトドロップ」59台を米赤十字に寄贈全 2 枚

ゼネラルモーターズ(GM)は、アメリカ赤十字の災害支援活動を強化するため、ブライトドロップの電動バン59台を寄贈すると発表した。

【画像全2枚】

これらの電動バンは、赤十字コミュニティ適応プログラム(CAP)とその地域パートナー団体が、災害時に重要な支援物資を被災地に届けるために使用される。

ブライトドロップ電動バンは、1回の充電で最大296マイル(約476km)の走行が可能で、614立方フィートの広い荷室と最大3710ポンドの積載能力を持つ。これにより、遠隔地や十分なサービスが行き届いていない地域にも効率的に物資を届けることができる。

GMの企業慈善活動は20年以上にわたり災害救援活動を支援しており、2010年から年間災害寄付プログラム(ADGP)に参加している。ADGPメンバーは災害発生前に寄付を約束することで、赤十字が訓練されたボランティア、インフラ、革新的技術、重要な資源を準備できるよう支援している。

赤十字CAPは地域の非営利団体と連携し、コミュニティの災害対応力を高め、最も脆弱な住民への災害による影響を軽減することを目的としている。寄贈された59台の電動バンは、災害発生前の健康、食料、住居サービスの提供能力を向上させ、緊急時の地域救援活動を支援する。

GMは年間の寄付に加えて、カリフォルニア州やテキサス州での赤十字活動支援のための車両貸与など、特定の災害対応も支援している。今年初めには、初回生産の『コルベットZR1』スーパーカーを寄贈し、オークションで370万ドルを調達してハリケーン・ヘレンとミルトンの被災者支援に充てた。

アメリカ赤十字は毎年全国で6万5000件以上の災害に対応し、8分ごとにチームを派遣して人々の最も困難な時期に救援、慰安、希望を提供している。山火事やハリケーンなどの大規模災害が頻度と強度を増す中、GMのような寄付者からの支援は赤十字の準備態勢を支え、危機時の対応能力を構築し続けている。

《森脇稔》

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