マセラティの新型スーパーカー『MCXtrema』はサーキット専用、740馬力ツインターボ搭載…限定62台の1台を納車

マセラティの限定生産のサーキット専用車『MCXtrema』の納車式
マセラティの限定生産のサーキット専用車『MCXtrema』の納車式全 4 枚

マセラティは、イタリア・モデナにあるヴィアーレ・チーロ・メノッティ工場において、限定生産のサーキット専用車『MCXtrema』の納車式を行った。

【画像】マセラティ『MCXtrema』

納車を受けたのは、フランス南部在住の原子力エンジニア兼起業家ジャック・シコット氏。同氏は象徴的なマセラティ『MC12』を含む60台以上の希少コレクターズカーを所有しており、今回MCXtremaを新たにコレクションに加えた。

MC12の後継モデルとして位置づけられるMCXtremaは、美学とアドレナリンを愛し、サーキット走行のスリルを楽しむ同氏にとって必要不可欠な追加モデルとなった。

62台の「ビースト」のうち1台の幸運な所有者となった同氏は、マセラティの全ての夢が始まる鼓動の中心である歴史的工場で初めて自身のMCXtremaと対面した。これはトライデントのDNA、イタリアンスピリット、そして並外れた遺産への真の賛辞だったという。

会場の独自性は、エレガントなリバリーと専用コンフィギュレーションを特徴とするMCXtremaモデルにも反映されている。MCXlusivaプログラムを出発点として、顧客は自身の希望に合わせて車をカスタマイズした。マセラティ・チェントロ・スティーレは、MC12ストラダーレに似た「コルセ」(レーシング)として知られる塗装を提案し、さらにコレクターのラッキーナンバーである77をドアに配してパーソナライズした。

このMCXtremaは、マットブルーとパールホワイトの2トーンボディカラーで装備され、ボンネットには対照的な色で描かれた堂々としたトライデントが配され、マセラティのスポーツ遺産と、同氏のコレクションに加わった象徴的なMC12への明確な言及となっている。

インテリアでは、納車されたモデルにはダークブルーが豊富に使用され、パッセンジャーシートキット、リアビューカメラ、テレメトリクスなどの専用オプションが追加されている。各ディテールが、コレクターとマセラティデザイナーチームが共同で個人的にデザインした「車輪の上の芸術作品」を創り出している。

MCXtremaは最先端技術とイタリアの職人技を組み合わせ、自動車革新の象徴となっている。妥協のないサーキットパフォーマンスのスリルと特徴的な高級感を組み合わせた、限定版モデルとして開発された。

イベント中、顧客はマセラティのチーフテストドライバーで、栄光のMC12で4つの世界タイトルを獲得したGTクラスで最も成功したドライバーの一人であるアンドレア・ベルトリーニ氏の手から直接車を受け取るという忘れられない機会も得た。同氏は初期段階からダイナミックシミュレーターまで、車の開発プロセス全体に従事した。

サーキット専用として開発され62台限定生産されるMCXtremaは、妥協のないモデルで、型を破り新しいパラダイムを発明するために創られた。マセラティの真髄と100%イタリアンブランドが生産する全てに特徴的な並外れたパフォーマンスの縮図である同車は、著名なネットゥーノレーシングエンジンから派生した740hpの3.0リッター・ツインターボV6パワーユニットにより、これまでで最も手強いサーキットレーシング・マセラティとなっている。デザイン、エンジニアリング、パフォーマンスの頂点を表している。

MCXtremaは、マセラティがアクセスできる世界で最新かつ最先端の設備の恩恵を受けている。バーチャル解析チームがダイナミックシミュレーターの最先端技術を使用し、パワートレイン・キャリブレーションチームがネットゥーノエンジンが発揮する巨大なパワーの管理を担当するなど、基本的な貢献がなされた。

MCXtremaで行われたバーチャル作業は、ダイナミックシミュレーターでの約200時間、様々なタイプのシミュレーションのためのバーチャル解析1000時間、さらにサーキットからのフィードバックとの比較により、先進エンジニアリングと革新の究極を表す車を創ることを可能にした。マセラティ・チェントロ・スティーレが創造したデザインが、あらゆるサーキット構成に対応する効率的な空力のエンジニアリング要件と融合している。

マセラティは、MCXtremaオーナーの世界をさらに特別なものにするため、MCXperienceを決定した。これは「ビースト」の顧客のために設計された一連のサービスを提供する顧客体験で、プロドライバーやマセラティ・コルセ・サービスの技術者と共にマセラティレーシング世界に完全に没入するための専用クラブである。

このプログラムの中心にあるのはMCXperience Conciergeで、オーナーにパーソナライズされたドライビング・トラックデイを体験し、専用のアフターセールスサポートを活用する機会を提供している。体験をさらにエキサイティングにするため、各MCXtremaには特別なレーシングキットが付属して納車される。モータースポーツ機器の世界的リーダーであるスパルコとの協力で開発されたキットは、快適性と高レベルのパフォーマンスを組み合わせ、ドライバーが車の純粋なレーシングDNAに触れられるようにしている。

《森脇稔》

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