スズキは、10月8日から10日まで東京ビッグサイトで開催される「第52回国際福祉機器展 H.C.R.2025」に出品すると発表した。
今回のスズキブースでは、福祉車両ウィズシリーズの「スペーシア 車いす移動車」「エブリイ 車いす移動車」「ワゴンR 昇降シート車」を展示する。
注目は、今年40周年を迎えるハンドル形電動車いす「セニアカー」の初代モデル「セニアカー ET11」と、現在位置や走行ルートを表示可能な見守り通信機セットなどを装着した「セニアカー ET4D」の展示だ。
また、子会社化を発表したRT.ワークスの電動アシスト歩行器「RT.3」も展示する。RT.3は、センサーにより傾斜を判断し、登り坂はパワーアシスト、下り坂は減速ブレーキが掛かる機能を搭載している。
さらに、福祉車両ウィズシリーズへの乗り込み体験やセニアカー試乗コーナーを設け、障害物検知サポートなどの安全機能を実際に体験できるほか、RT.3の体験コーナーもブース内に用意する。
セニアカーは、日常の移動手段として主に徒歩や自転車での外出が難しい高齢者向けのハンドル形電動車いすで、使用時の最高速度は時速1kmから6kmの間で設定が可能。道路交通法では歩行者として扱われる。