Scalar(スカラー)は、10月14日に開幕する「CEATEC 2025」にゼンリンが出展するデモアプリケーション「AI を活用した不動産提案サービス」に、Universal HTAPエンジン「ScalarDB」を提供し、バックエンドシステムの構築・技術支援を行ったと発表した。
本アプリケーションは、ゼンリンが保有する高度な地理空間情報と、Web上に散在する口コミや行政サービスなどの多様なデータを「ScalarDB」を介してゼンリンの地物(ZID)で統合管理し、対話型AI技術と組み合わせることで、ユーザー一人ひとりのライフスタイルといった潜在的なニーズに応える最適な物件提案を可能にする。
現在の不動産検索は、駅からの距離や家賃といった画一的な条件が中心であり、個々のライフスタイルや価値観に基づく「こだわり条件」を十分に反映させることが困難だった。さらに、治安や地域の評判、行政サービスといった物件周辺の重要な定性情報は様々な場所に散在しており、それらを網羅的に収集・評価することが大きな課題となっていた。