大阪・関西万博閉幕、184日間の来場2500万人突破、消費1兆円規模[新聞ウォッチ]

大阪・関西万博が閉幕、184日間で2500万人超が来場した(写真は初日)
大阪・関西万博が閉幕、184日間で2500万人超が来場した(写真は初日)全 4 枚

終わってみれば、184日間の来場者数は当初予測の2800万人には届かなかったものの、2500万人を突破し、運営収支も230億から280億円の黒字が見込まれるそうだ。「万博閉幕 消費1兆円規模」(日経)という分析もあるなど、開幕前は異論も飛び交っていた「大阪・関西万博」だっただけに、数字上ではひとまず成功裏に幕を閉じたのは、何よりだろう。

【画像】184日間で2500万人超が来場した大阪・関西万博

きょうの各紙にも「ガザ全人質解放、イスラエル・ハマス和平前進」のトップ記事とともに「万博閉幕」を1面のほか、総合面や社会面などに「万博おおきに、184日間世界と交流」(読売)や「出会ったワクワク世界、入場列へ『ありがとう』、空飛ぶクルマ『いつか乗る』」(朝日)のほか、「草の根連帯のリング、ピンバッジ交換へ平和願い」(毎日)、「最先端技術世界をリード」(産経)などの関連記事が満載。

さらに、朝日と産経は社説のテーマにも取り上げており、このうち、朝日は「多様にひとつを未来に」として「国と大阪府・市の責任は大きい」としつつ「最終日に出した宣言は『多様ながらひとつ』を強調した。今後も発信を続け、将来への施策に反映してほしい」とも。

産経は「未来社会に一体感生かせ」とのタイトルで「万博のどのようなレガシーをどう残すか、一過性のものとしない取り組みが必要だ」と指摘している。

ところで、入場者2500万人超の内訳が興味深い。国内が全体の94%で海外は6.1%だったが、国内の地域別では、地元の大阪・兵庫などの近畿が67%にも達した一方で、東京・神奈川などの関東はわずか16%。“西高東低”が鮮明となった「いのち輝く未来社会」の“ナニワの祭典”だったともいえそうだ。

2025年10月14日付

●サヨナラ万博、開幕2500万人来場 (読売・1面)

●センチュリー独立ブランド、トヨタ「レクサス」超え最上位に (読売・4面)

●パジェロの街は今、工場閉鎖、頼みの税収に影、生産復活の気配 肝心の舞台は海外? (朝日・4面)

●ヘルメット「常に着用」4割、自転車の子ども、「着用せず」3割 (東京・20面)

●日経平均、下値4万5000円も、内憂外患リスク回避強める (日経・3面)

《福田俊之》

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