台湾YAGEO、芝浦電子の公開買付け成立を発表…2026年第1四半期に非公開化完了めざす

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台湾のYAGEO(ヤゲオ)は10月20日、NTCサーミスタ製造分野で世界的に高い技術力を持つ芝浦電子の株式取得を目的とした公開買付けが成立したと発表した。

YAGEOは5月9日から開始した公開買付けにおいて、買付予定数の下限である50.01%を大幅に超える87.33%の応募を達成した。同社は本件を電子部品業界におけるグローバル戦略の重要なマイルストーンであり、日本市場への揺るぎないコミットメントと長期的な投資姿勢を示すものだと説明している。

YAGEOは芝浦電子の経営陣および全従業員、株主、そして日本の関係者に対して感謝の意を表明。今後は芝浦電子およびステークホルダーと協力し、新たな革新の可能性を探求して持続的な価値創造に取り組むとしている。

同社は芝浦電子とのパートナーシップが日本と台湾の企業間協力における新たなベンチマークとなり、経済および技術分野における信頼関係を一層強化するものと確信していると述べた。

YAGEOは2026年第1四半期までに芝浦電子の非公開化プロセスを完了することを目指し、日本の関連法令を遵守しながら引き続き手続きを進めていく方針だ。

1977年設立のYAGEOは台湾に本社を置く電子部品ソリューション提供企業で、年間売上高約40億ドル、4万人以上の従業員を抱える。35か国に61の製造拠点、20の研究開発センターを有し、グローバルな生産・販売ネットワークを活用して多様な顧客ニーズに応えている。

《森脇稔》

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