ブリヂストン、中国企業の商標権侵害で勝訴判決...現地社名「普利司通」を違法に使用

ブリヂストンのロゴ
ブリヂストンのロゴ全 1 枚

ブリヂストンは10月22日、中国の企業3社および関係者2名を相手に提起していた商標権侵害および不正競争防止法違反に関する訴訟で、江蘇省高級人民法院において勝訴したと発表した。

本件は2021年4月、ブリヂストンが商標権を持つ中国語表記の社名「普利司通」を被告らが違法に使用し、潤滑油製品の製造・販売を行ったことが商標権侵害および不正競争防止法違反に該当するとして提訴したもの。

2025年6月に同社の主張が認められ、被告らがブリヂストンに対して損害賠償金250万元(約5000万円)を支払うよう命じる判決が下され、勝訴判決が確定した。

ブリヂストンは知的財産を重要な経営資源の一つと捉えており、国や地域を問わず、特許、商標およびその他の知的財産の不正使用または侵害に対しては、社内監視体制および関係部門間の連携を強化している。

権利侵害の兆候を早期に察知・対応できる体制づくりを進めていることに加え、関係当局への通報や訴訟等を通じて、今後も厳正に対処していく方針だ。

こうした活動を通じて、正規品への信頼性を守り、顧客の安心・安全を確保し、ブランド価値の維持・向上を図るとともに、企業コミットメント「Bridgestone E8 Commitment」に掲げる「Ease より安心で心地よいモビリティライフを支えること」にコミットしていく、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ついに巨大グリルがなくなる!? ガソリンエンジン搭載BMW『M3』次期型、ノイエクラッセ採用で2027年登場
  2. 日産『GT-R』をオリジナルアルミボディでカスタム、「R356」がふるさと納税の返礼品に…三重県明和町
  3. 「大ヒットの予感」トヨタが“小さいランクル”初公開! SNSでは「男心をくすぐる」「日本でも扱いやすそう」と期待のコメント続々
  4. BYDが軽自動車市場に参入、EVプロトタイプ初公開へ…ジャパンモビリティショー2025
  5. 日産『ルークス』新型、1か月で受注1万1000台突破…約8割が「ハイウェイスター」選択
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る