中国製高級ミニバンが日本初上陸、『ZEEKR 009』を国内販売へ…ジャパンモビリティショー2025

ZEEKR 009
ZEEKR 009全 4 枚

フォロフライは10月22日、ボルボカーズなどの親会社、中国のジーリー(吉利)ホールディング・グループのプレミアムEVブランド「ZEEKR(ジーカー)」のミニバン『ZEEKR 009』を日本国内向けに販売すると発表した。

【画像】ZEEKR 009

10月29日に開幕するジャパンモビリティショー2025において、実車を国内初公開する。

ZEEKR 009は、全長5209mm×全幅2024mm×全高1812mmという堂々たるボディサイズに、最大7人が快適に過ごせる広大な室内空間を実現した高級MPV。国内プレミアムセグメントで初となる大型電動MPVとして、日本の顧客に斬新で特別な選択肢を届ける。

ZEEKR 009ZEEKR 009

同モデルは、中国のみならず、すでに販売を開始しているオーストラリアやシンガポールなど、多くの市場で高い評価を得ている。今回、フォロフライの販売およびアフターサービス網などを活用し、国内展開する。

2列目にはマッサージ機能付きキャプテンシートを装備。レッグレストや、シートヒーター、ベンチレーション、ヘッドレストスピーカーなど、多くの快適機能を標準搭載している。

また、120km/h走行時で64.5dBという優れた静粛性を実現。高速巡航時でも会話や音楽を快適に楽しめる高級MPVにふさわしい車内環境を提供する。また大型パノラマガラスルーフが自然光を取り込み、車室内を明るく開放的に演出する。

ZEEKR 009ZEEKR 009

140kWhの容量を持つCATL製の第3世代バッテリー「Qilin」が搭載され、航続距離は822km(ZEEKRテスト値)を記録している。前後デュアルモーターによる最大出力は450kW(612hp)、最大トルク693Nmを発揮。車重は2870kgにもかかわらず、0-100km/h加速4.5秒という動力性能を実現している。

デザインは、元アウディのステファン・シーラフ率いるスウェーデンの「Zeekr Global Design Center(ジーカー・グローバル・デザインセンター)」が手がけ、洗練された北欧の流れを汲んだ車両に仕上げている。大型MPVでありながらCd値0.27という優れた空力性能を実現。存在感を放つ縦型フィン構造の大型フロントグリルや、1.47mに及ぶ一体型テールライトバーなど、プレミアムカーとしての風格と先進性を両立している。

フォロフライはこれまで、海外OEMに製造委託するファブレス・モデルで「F1」シリーズをはじめとする商用EVを市場投入してきた。今回のZEEKR 009では、同社が培ってきた日本市場導入におけるノウハウを活用するとともに、現在全国で拡充を進めている同社アフターサービスネットワークとの連携により、顧客に安心して利用できる体制を整えている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『GT-R』をオリジナルアルミボディでカスタム、「R356」がふるさと納税の返礼品に…三重県明和町
  2. 中国製高級ミニバンが日本初上陸、『ZEEKR 009』を国内販売へ…ジャパンモビリティショー2025
  3. ついに巨大グリルがなくなる!? ガソリンエンジン搭載BMW『M3』次期型、ノイエクラッセ採用で2027年登場
  4. 新型センチュリーは2ドアに、レクサス『LS』は6輪ミニバンに大変身…土曜ニュースランキング
  5. 「大ヒットの予感」トヨタが“小さいランクル”初公開! SNSでは「男心をくすぐる」「日本でも扱いやすそう」と期待のコメント続々
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る