トヨタグループは10月23日、神奈川県横浜市の山下ふ頭4号上屋にリアルな文化体験と心を育む学びの瞬間を提供するイマーシブ・ミュージアム「THE MOVEUM YOKOHAMA by TOYOTA GROUP」を、12月20日から2026年3月31日まで開催すると発表した。
【画像】「THE MOVEUM YOKOHAMA by TOYOTA GROUP」
この施設は、横浜の歴史と文化芸術創造都市施策の理念に共感し、移動と感動の「MOVE」を提供すべく企画されたもの。約1800平方mの巨大空間で、音と映像に包まれる没入型芸術体験が可能だ。
オープニング作品は、グスタフ・クリムトやエゴン・シーレによる激動のウィーン世紀末芸術を表現した「美の黄金時代」と、映像と音で世界を体感する「LISTEN.」の新シリーズ「ONE MOMENT」の2つのアート作品。訪問者は自分が作品の一部となる一体感や画家の視点を追体験できる。
また、トヨタのバッテリーEV『e-Palette』を活用した移動サービスを施設内で展開し、横浜市山下ふ頭エリアの賑わいづくりにも貢献していく。
チケットは2025年10月23日からオンライン販売を開始し、料金は一般3000円、学生2000円、小中学生1200円、障がい者2500円(いずれも税込)で、未就学児は無料。開館時間は日曜から木曜と祝日が10時30分から19時30分、金曜・土曜・祝前日は20時30分まで。
この取り組みはトヨタグループがモビリティに留まらず、文化や感動を届ける「MOVE」を目指す新たな試みの一環で、横浜市や各種支援団体の後援を受けている。今後の社会の心の豊かさを育む場として期待されている。