レシップは、観光・イベント向けモバイルチケットシステム「QUICK TRIP Ticket」を活用し、大阪府泉佐野市で運行開始する乗合ジャンボタクシーで利用できるモバイルチケットの取り扱いを開始したと発表した。
本取り組みは、国土交通省が実施する令和7年度「交通空白」解消等リ・デザイン全面展開プロジェクトの一環として、泉佐野市と名鉄観光サービスが事務局を務める観光・生活・子育て・教育タクシープラットフォームが採用した共創モデル実証運行事業。運行は関空エムケイが担当する。
泉佐野市は関西国際空港の玄関口として国際色豊かなまちで、古くからの港町として栄え、歴史ある寺社や伝統のだんじり祭が息づく。海と山の自然に恵まれ、新鮮な海の幸や泉州タオルなどの特産品も魅力があり、観光・グルメ・文化が調和する活気ある地域だ。
乗合ジャンボタクシーを活用する実証実験として、地域住民と観光客の双方が便利に移動できる仕組みを整備する。観光客向けには、中世の街並みが残る「日本遺産」を巡る観光プランを週末に設定し、地域住民向けには、週末の買い物送迎や平日の文化施設への乗合ジャンボタクシー送迎を実施する。
販売するチケットは3種類で、各記載金額は1名様あたりの料金表示となっている。ショッピングモール送迎プランは400円(乗合・最大8名まで)で11月の土・日・祝に運行、中世の風景が残る日根野日本遺産めぐりは750円(乗合・最大8名まで)で11月の土・日・祝に運行、地域周遊乗合ジャンボタクシープランは300円(乗合・最大8名まで)で11月の平日に運行する。すべてのチケットにイオンモール日根野専門店街で使えるお買物券(500円分)が付く。
実証運行期間は2025年11月1日から11月30日まで。
QUICK TRIP Ticketは、各事業者・エリア専用かつダウンロード不要のWEBアプリを提供し、乗車券や施設入場券をはじめとしたチケットをデジタル化して発行・販売・管理するシステム。ソーシャルログイン(Google、Facebook、Apple、Amazon)に対応するとともに、7言語(日本語・英語・中国語(簡体・繁体)・韓国語・ベトナム語・タイ語・インドネシア語)での表示に対応している。




