スズキの次世代四脚モビリティ「MOQBA2」、BASFとサステナブル素材を共同開発…ジャパンモビリティショー2025

スズキの次世代四脚モビリティ「MOQBA(モクバ)2」と鈴木俊宏社長(ジャパンモビリティショー2025)
スズキの次世代四脚モビリティ「MOQBA(モクバ)2」と鈴木俊宏社長(ジャパンモビリティショー2025)全 7 枚

スズキとBASFは10月29日、スズキの次世代四脚モビリティ「MOQBA2」(Modular Quad-based Architecture)に向けたサステナブル素材の活用を共同で探求すると発表した。

【画像】スズキの次世代四脚モビリティ「MOQBA(モクバ)2」

MOQBA2は、段差や階段で四脚を使って昇降が可能なモビリティ。この取り組みの一環として、熱可塑性ポリウレタン(TPU)やポリアミド(PA)などのエンジニアリングプラスチックを含む、さまざまなサステナブルかつ高性能な素材ソリューションを、MOQBA2の多様な用途に向けて提案する。

スズキの次世代四脚モビリティ「MOQBA(モクバ)2」(ジャパンモビリティショー2025)スズキの次世代四脚モビリティ「MOQBA(モクバ)2」(ジャパンモビリティショー2025)

活用が期待される素材ソリューションには、BASF の熱可塑性ポリウレタンエラストマー(TPU)が含まれる。優れた機械的特性(耐久性、耐加水分解性)と高い設計自由度を有し、合成皮革、シートクッション、ハンドル、ハンドル部品、配線カバー、リング、足首カバーなどに適用可能である。TPUは熱可塑性素材のため、使用後のリサイクルプロセスにおいて高い資源循環性を実現する。

パネルやカバーなどの外観品質重視の部位に適しており、電気絶縁性、耐熱性、耐摩耗性、耐薬品性・耐UV性などの優れた材料特性を持つ。外装部品にも塗装レスで適用することで、高い耐傷性と高光沢表面を実現できる。

スズキの次世代四脚モビリティ「MOQBA(モクバ)2」スズキの次世代四脚モビリティ「MOQBA(モクバ)2」

「バイク仕様」「荷物配送仕様」「椅子仕様」「担架仕様」の4つの仕様が提案されており、ジャパンモビリティショー2025ではバイク仕様のモデルがスズキのブースに『MOQBA(モクバ)2』として、荷物配送仕様と椅子仕様のモデルがキッザニアゾーンに展示される。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産株価が3日続伸、SUV『パトロール』を日本市場に投入へ
  2. ソニー・ホンダ『AFEELA』にデジタルナンバープレート設定へ…背景色の変更やフォント調整が可能に
  3. マツダ CX-5 新型、最高評価の5つ星獲得…ユーロNCAP
  4. スバル米国最速モデル、新型電動SUV『トレイルシーカー』2026年初頭発売へ…約625万円から
  5. MTのみの潔さに「ほぼ最高では?」 フィアット『500ハイブリッド』発表に国内でも注目集まる
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る