「黄色い」ネオレトロバイクがサプライズ公開! 往年の“スピードブロック“再現した新『XSR900GP』…ジャパンモビリティショー2025

「レジェンドイエロー」のヤマハ XSR900GP 2026年モデル(ジャパンモビリティショー2025)
「レジェンドイエロー」のヤマハ XSR900GP 2026年モデル(ジャパンモビリティショー2025)全 30 枚

ヤマハが欧州で発表したばかりの“黄色い”『XSR900GP』が、29日より開幕した「ジャパンモビリティショー2025」でサプライズ公開された。欧州で発表されるや、往年の世界チャンピオン、ケニー・ロバーツが登場したマシンを彷彿させるカラーに注目が集まっていた。

【画像】往年の“スピードブロック“再現した新型ヤマハ『XSR900GP』

XSR900GPは、グランプリレースの黄金時代を席巻した数々の名レースバイクからインスピレーションを得たモデル。1980年代のグランプリマシン『YZR500』をオマージュした外装に、トルクフルなCP3エンジンを搭載。

「レジェンドイエロー」のヤマハ XSR900GP 2026年モデル(ジャパンモビリティショー2025)「レジェンドイエロー」のヤマハ XSR900GP 2026年モデル(ジャパンモビリティショー2025)

『XSR900』をベースとしながらもセパレートハンドル採用やそれに伴うライディングポジションの全面見直しを図るとともに、車体剛性をチューニング。ワインディングロードを心地よく駆け抜けることができる性能と、スポーティなハンドリングが堪能できる作り込みから、ベテランライダーを中心に熱狂的な支持を得ている。

2026年モデルのXSR900GPは、GPレースの歴史において最も影響力のある偉人の一人、ケニー・ロバーツに敬意を表したカラーリングを施した。アメリカ初の世界チャンピオンである「キング・ケニー」は、500ccクラスで3度のタイトルを獲得。ヤマハで13年間を過ごし、1975年のインディ500での活躍をはじめ、数々の記憶に残るパフォーマンスで多くのファンの心に刻まれたレジェンドだ。

「レジェンドイエロー」のカラーリングは、1970年代と80年代にロバーツが駆ったGP優勝マシンのYZR500を彷彿とさせるもの。これまでの「マルボロカラー」(欧州名:レジェンドレッド、日本名:シルキーホワイト)と同様に、往年のレースシーンを思い起こさせる。大胆なイエローとホワイトの配色に、象徴的なブラックの「スピードブロック」がアクセントとなっており、レトロながら新鮮さを感じさせるグラフィックとなっている。

「レジェンドイエロー」のヤマハ XSR900GP 2026年モデル(ジャパンモビリティショー2025)「レジェンドイエロー」のヤマハ XSR900GP 2026年モデル(ジャパンモビリティショー2025)

ジャパンモビリティショー2025では予告なしのサプライズ公開となった。会場でも特に説明があるわけではなく、展示車両も欧州仕様で日本での正式発売時期なども未発表。だが、前回2023年のショーで発売前のXSR900GPをサプライズ展示していたことからも、販売は濃厚と見てよいだろう。会場ではタッチ&トライ(またがり試乗)や撮影も可能となっているので、ファンは注目だ。

ジャパンモビリティショー2025は10月31日より一般公開、11月9日までの開催となる。会場は東京ビッグサイト。

《レスポンス編集部》

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