D&Dホールディングスは、冷凍・冷蔵貨物を主とする軽貨物配送事業を手がけるRK運送合同会社と持分譲渡契約を締結し、10月31日付で完全子会社化したと発表した。
近年、EC市場の拡大や食品・医薬品分野での配送需要増加により、温度管理が必要な冷凍・冷蔵貨物配送(コールドチェーン)が物流業界で成長分野となっている。D&Dグループの軽貨物運送事業を展開するラストワンマイル・パートナーズ(L1mP)は、常温配送中心のサービスに加え今回の持分譲受により、冷凍・冷蔵配送を含めた総合的なラストワンマイル体制を確立、既存取引先へのサービス拡充と収益基盤強化を目的とする。
期待される効果として、事業領域の拡大により食品や外食、医薬品など多様な分野のニーズに対応。L1mPの配送ネットワークとRK運送の冷凍配送体制を統合し効率的な運行・車両稼働を実現する。さらに、単価の高いコールドチェーン領域の取り込みで中長期的な収益安定化を図り、D&Dグループのガバナンス方針に適合した経営体制を整備する。
今後はL1mPの営業・管理基盤を活用しつつ、RK運送の冷凍・冷蔵配送需要拡大を推進。両社のノウハウ融合による成長、配送効率最適化、人員配置の適正化、継続的な設備投資を進め、高品質で柔軟なラストワンマイル体制を構築していく。D\\&Dグループは引き続きモビリティを軸に新たな物流価値創出を目指し、地域社会や取引先、パートナー企業との共創と持続的成長を追求する。
D&Dホールディングスは、国内外に13社の自動車関連会社を持つ持株会社。レンタカー、新車・中古車販売、自動車整備、EV導入支援、物流支援など多岐にわたり地域共生と持続可能なモビリティサービスを推進している。




