NIPPON EXPRESSホールディングスは、配送プラットフォーム「ピックゴー」を運営するCBcloudに出資し、資本業務提携契約を締結したと発表した。
CBcloudは2013年設立で、「届けてくれるに、もっと価値を。」のビジョンのもと物流業界の課題解決に向けた新たな社会インフラの構築を目指している。主力サービス「ピックゴー」は荷主と配送パートナーを直接つなぎ、軽貨物個人事業主約7万人が登録する国内最大の配送プラットフォームだ。
物流業界ではドライバー不足が深刻化する中、2024年の物流総合効率化法や貨物自動車運送事業法の改正、2025年のトラック新法制定などにより業界構造の見直しが求められている。
NXグループは今回の出資を通じて物流の可視化と効率化を推進する。CBcloudはドライバーを案件ごとに直接紐づけて評価する仕組みを導入し、ドライバーの正当な評価とキャリア形成を支援している。
具体的な取り組みとして、NXグループが受けた輸送案件でCBcloudのネットワークを活用し緊急配送ニーズに迅速対応する。また、NXワンビシアーカイブズが提供する「WAN-RECORD Plus」と「ピックゴー」の連携により、作業完了時の報告書類の電子保管体制を構築する。
さらに「ピックゴー」を基盤とした新システム開発を通じてNXグループ内の運送事業のデジタル化を推進し、既存システムとの連携により事務オペレーションの効率化を図る。これらによりトラック新法における努力義務への対応に向けオペレーションの高度化を目指す。
NXグループは今後も国内外のネットワークを活かし、将来性のあるスタートアップ企業との共創に取り組んでいく。




