車内外で便利に使える気の利いた「カーアクセサリー」を選りすぐって紹介している当コーナー。今回は、トヨタ車純正ディスプレイオーディオをはじめとする「カープレイ対応機」で動画系コンテンツを楽しむための最新アイテムを紹介していく。
さて、ドライバーが運転中にメインユニットのモニターを注視することは法律で禁じられているけれど、同乗者に対しては当然ながら制限はない。なので同乗者が楽しむものとして、車内でもさまざまな動画系コンテンツが再生されている。
そのとき、問題となるのは「どうやって動画系コンテンツを再生するか」だが、愛車のメインユニットにHDMI入力端子が備わっていれば、スマホにてミラーリングを行うのが最右翼の手段と成り得る。しかし、トヨタ車純正ディスプレイオーディオ搭載車では、HDMI入力端子が備わっていない場合が多くあり、そうであると他の方法を選択するしかなかい。
で、他の方法の候補の筆頭となるのは、「車載用Android端末」の使用だ。トヨタ車純正ディスプレイオーディオでは「Apple CarPlay」および「AndroidAuto」(以下、カープレイ)に対応しているので、これが使える。
VISIT・ELA-V13
例えば写真で紹介しているVISIT『ELA-V13』(価格:オープン、実勢価格:6万6000円前後)のような機器をカープレイ対応機にUSB接続すると、これに格納してある動画系アプリの表示を車載機のモニターに映し出せて、操作も車載機のモニター上にて行える。カープレイ対応機は本来動画系アプリには非対応だが、「車載用Android端末」を使う場合には動画系系アプリも対応するようになるのだ。
そして方法は他にもある。Kashimura(カシムラ)の『Smart Car Player Input(KD-256)』(価格:オープン、実勢価格:1万7800円前後)を使っても、カープレイ対応機にて動画系コンテンツを楽しめる。
Kashimura・Smart Car Player Input(KD-256)当機は平たく言うと、カープレイ対応機のUSB端子をHDMI入力端子へと変換できるアダプターだ。なのでカープレイ対応機に当機をUSB接続すると、HDMIケーブルにてスマホを繋げてミラーリングができ、または「Fire TV Stick」といったストリーミングデバイスの接続も可能となる。しかも給電用のUSBポートも装備するのでストリーミングデバイスへの給電も行える。
さらに、ここにきて新たな選択肢がもう1つ加わっている。同じくKashimuraから新発売された『Smart Car Player ミラーリングケーブル(KD-279)』(価格:オープン、実勢価格:1万4980円前後)を使っても、スマホのミラーリングにて動画再生を行える。
Kashimura・Smart Car Player ミラーリングケーブル(KD-279)なお当機は、USB端子をHDMI入力端子へと変換するものではないので、ストリーミングデバイスの接続は行えない。つまり、カープレイ対応機でスマホのミラーリングを行えるようにするためのアイテム、というわけだ。
なお当機は給電用のUSB-A端子を備えているので、スマホのミラーリングを行いながら同時にスマホの充電も行える。通常のミラーリングでは充電も同時に行おうとするとアダプターの用意が必要となるが、当機ではそれは不要だ。
また当機は『KD-256』と比べてコンパクトで、価格もリーズナブルなので、動画系コンテンツの再生にストリーミングデバイスは使わないというのなら、こちらが向く。
ところで、「車載用Android端末」以下、ここで紹介したアイテムを使う場合はいずれも、テレビキャンセラーは不要だ。
今回は以上だ。次回以降も使えるカーアクセサリーを厳選して紹介していく。お楽しみに(記事中の価格はすべて税込。実勢価格は編集部調べ)。





