2025年シーズンを締めくくる「S耐FINAL 大感謝祭」に、アメリカンモータースポーツの象徴「NASCAR」が登場する。
11月16日に富士スピードウェイで開催されるNASCARデモランには、7度のカップシリーズ王者ジミー・ジョンソン選手をはじめ、次世代を代表するジョン・ハンター・ネメチェック選手、日本人初のNASCARシリーズドライバーとして今年アジア人初の表彰台を獲得した古賀琢麻選手など、日米のトップドライバー6名が集結する。
日本からは小林可夢偉選手、大湯都史樹選手、小高一斗選手も参加し、豪華な顔ぶれによる迫力の走りが富士スピードウェイに轟く。
S耐最終戦では新カテゴリー「ST-USAクラス」をトライアル導入。フォード『マスタング・ダークホースR』と、シボレー『コルベットGT』の2台のアメリカンGTマシンが参戦し、これまでのS耐とは異なるアメリカンスピリットあふれるレースシーンを展開する。
フォード・マスタング・ダークホースRは、IMSA公認「マスタング・チャレンジ」に参戦中のワンメイクマシンで、テックスポーツ・レーシングが運営。ドライバーには現ランキング2位のデビン・アンダーソン選手、SUPER GT参戦中のジュリアーノ・アレジ選手、元F1ドライバーでWECチャンピオンの中嶋一貴選手が予定されている。
コルベットGTはビンゴスポーツが運営し、武井真司選手、笹原右京選手らが乗車予定だ。
イベント広場やパドックエリアでは、NASCARマシンや北米モデル車両の展示、車両整備ピットの公開など、アメリカンモータースポーツを体感できるブースが登場する。
デモランイベントでは、シンガー安田レイがアメリカ国歌「星条旗」を披露。その力強く華やかな歌声が会場を包み、日米モータースポーツの絆を祝福する。
大人気のグルメイベント「フジニック フェス.」には、USミートメニューを中心とした7店舗が出店。レースと音楽、グルメが融合した、まさに「感謝祭」の名にふさわしい2日間となる。
NASCARは全米各地のオーバルサーキットで毎週末10万人を超える観客が詰めかけ、テレビ視聴者数もスーパーボウルに次ぐ規模を誇る「国民的スポーツ」。V8・5.8リッター自然吸気エンジンから約670馬力を発揮し、最高速度は時速320kmを超える。60台近いマシンがわずか数センチの距離で並走しながらバトルを繰り広げる「超接近戦」が最大の魅力だ。




