トヨタの「サイオン」が復活、300馬力超のハイブリッドオフローダー提案…SEMA 2025

サイオン01コンセプト
サイオン01コンセプト全 10 枚

トヨタ自動車の米国部門は、SEMA2025において、実験的なブランドとして知られる「サイオン」の名前を冠した新しいオフロード・コンセプト『サイオン01コンセプト』を初公開した。

【画像】サイオン01コンセプト

このコンセプトカーは、アウトドア・アドベンチャー体験を追求するサイド・バイ・サイド型の全地形対応車両として設計された。北米のトヨタエンジニアがオフロード走行への情熱を込めて開発を主導し、トヨタの伝説的な耐久性とサイオンの実験的DNAを融合させた。

パワートレインには、トヨタのトラックラインナップから派生した高出力ターボチャージド4気筒ハイブリッドエンジンを搭載。300hpを超える出力を発揮しながら、優れた燃費性能も実現している。また、画期的なサイレントモードを備え、EVパワーを使って静寂の中でトレイルを滑走することも可能だ。

車両は一から専用設計され、高速レース、険しいトレイル走行、技術的なロッククローリングなど、さまざまな困難なオフロードシナリオに対応できる。優れたサスペンション・アーティキュレーション、バランスの取れたトラック幅、狭いトレイルに適したコンパクトなフットプリントを特徴とし、現在のSXS製品を出力、能力、航続距離で上回ることを目指している。

トヨタの安全性と耐久性へのコミットメントを示すものとして、このコンセプトにはトヨタが直接開発したFIA準拠のケージを初搭載。SCOREおよびFIAレーシング規格に対応している。このレース対応構造に加え、極限状態での信頼性を考慮して戦略的に選択されたトヨタの実績あるドライブライン、サスペンション、ブレーキコンポーネントを活用している。

デザインは、トヨタの米国拠点CALTYデザインチームが手がけ、革新性と職人技の独特な融合を実現した。高速砂丘から数日間のトレイル・アドベンチャーまで、パフォーマンス、効率性、アドベンチャーが一つの素晴らしいオフロードパッケージで出会うビジョンを示している。

サイオン01コンセプトは、あらゆるライフスタイルと地形にわたるトヨタの革新へのコミットメントを強調している。

サイオンは2003年、トヨタの米国の若者向けブランドとして設立。販売のピークは2006年で、年間17万3034台を売り上げた。以後、販売は減少傾向。そのため、米国トヨタ販売は2016年2月、サイオンブランドの廃止を決定。サイオンラインナップは、2017年モデルから、順次トヨタブランド車に変更。既存のサイオン車の顧客については、トヨタの販売店でサービスなどが受けられるよう対応している。

日本での先代『86』は、米国ではサイオン『FR-S』として販売されていた。

《森脇稔》

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