トータスが運営する「tortoise」は、70代以上の親を持つ40代~50代の男女を対象に、「親の自動車免許の返納に関する子世代の意識・実態調査」を実施した。調査では、高齢ドライバーの運転に対する不安や、免許返納をめぐる家族間の課題が明らかになった。
●運転を続ける親に「不安」7割、話し合い「6割が未実施」
調査によると、70代以上の親のうち半数以上が現在も自動車を運転しており、約3割はすでに免許を返納している。いっぽうで、親が運転を続けていると回答した子世代の約7割が「不安を感じている」と答えた。
しかし、約6割は親と「運転や免許返納について話し合ったことがない」としており、家族間の対話が進んでいない実態が浮かび上がった。

●調査サマリー
-- 70代以上の親の半数以上が自動車の運転を続けているいっぽう、3割弱がすでに免許を返納している。
-- 70代以上の親が自動車を運転していると回答した方の約7割が、その運転に不安を感じている。
-- 70代以上の親が自動車を運転していると回答した方の約6割は、親と自動車の運転や免許返納について話したことがない。
-- 70代以上の親と自動車の運転や免許返納について話し合う上での主な障壁は「免許返納後の生活イメージが湧かないこと」や「親のプライドや自尊心」。
-- 70代以上の親が自動車を運転していると回答した方の約7割が、親の免許返納に向けて具体的な行動をしていない。
-- 70代以上の親が自動車を運転していると回答した方の半数弱が、親が免許を返納した後の生活について移動手段の確保に不安を感じている。



