住友ゴム工業は11月11日、ダンロップブランドからスタッドレスタイヤの履き替え目安となる各地域の「タイヤの交換時期カレンダー」を発表した。
カレンダーでは、これまでの降雪データに基づいた予測で、平年の初雪時期から起算して1カ月前をダンロップ独自のスタッドレスタイヤ交換推奨日として定めている。サイト内では、地域別にカレンダーで「タイヤ交換推進期間・タイヤ交換混雑状況・平年の初雪観測日」を分かりやすくまとめている。
例年、ダンロップでは早めのスタッドレスタイヤへの履き替えを推奨している。早期タイヤ交換によって、急な降雪でも焦らず安心して走行できるだけでなく、降雪予報発表に伴うタイヤ交換需要の急増でタイヤショップでの予約が取りにくくなったり、希望のタイヤの在庫が切れたりすることを避けることができる。
また、新品タイヤの表面には、製造工程で型抜きをしやすくするために離型剤などの薬品が塗られており、タイヤ本来の性能を発揮させるために薬品を落とすことを目的とした慣らし走行を推奨している。慣らし走行は、乗用車・軽トラックが走行速度80km/h以下・走行距離100km以上、小型トラックが走行速度60km/h以下・走行距離200km以上で走行することを目安としている。
同社は、クルマを足元から支えるタイヤメーカーとして、危険を伴う冬道でも安全・安心なドライブを楽しんでいただけるよう、引き続き早期のスタッドレスタイヤ交換を呼びかけている。
地域別の詳細データでは、北海道の網走市が9月30日から10月17日の交換推進期間で最も早く、東京都は12月3日から12月19日と最も遅い設定となっている。降雪データと気象情報は日本気象コンサルティング・カンパニーから提供を受けている。




