世界初のバーティポートネットワーク立ち上げ、エアタクシー運航実現へ…中東アブダビ

アブダビ投資庁がエアタクシー運航を実現するためのバーティポートネットワークの立ち上げを発表
アブダビ投資庁がエアタクシー運航を実現するためのバーティポートネットワークの立ち上げを発表全 1 枚

アブダビ投資庁(ADIO)は11月11日、民間航空総局(GCAA)、自治体交通局(DMT)傘下の統合交通局(アブダビ・モビリティ)、アブダビ空港(ADA)と連携し、首長国内での先進的な空の移動の導入を支援するため、初のバーティポートネットワークを立ち上げたと発表した。

この取り組みは、スマート・自動運転車産業(SAVI)クラスター戦略の一環で、先進的かつ持続可能な空の移動ソリューションを含む最先端技術を導入することで、アブダビのイノベーション主導型経済多様化を支援することを目的としている。

計画中のバーティポートインフラは、電動垂直離着陸機(eVTOL)がアブダビの戦略的拠点間を効率的に運航できるようにするもので、シームレスで低排出な移動を実現し、都市間の接続性を高めるとともに、先進的な都市型モビリティ分野におけるアブダビ首長国の世界的先駆者としての地位をさらに強化することを目的としている。

このネットワークは、アブダビの広範な交通システムに統合された10か所以上の最先端バーティポートで構成される予定だ。ザイード国際空港およびアル・バティーン・エグゼクティブ空港は、この広域ネットワーク内の主要拠点として確定しており、今後のフェーズでさらなる地点や都市間ルートが発表される予定だ。

アブダビ空港はアンカー投資家として選定され、主要な実施パートナーとしての役割を担う予定だ。一方で、統合交通局(アブダビ・モビリティ)およびGCAAは、明確な規制枠組みのもとでアブダビのバーティポートネットワークの開発および運用に寄与している。

このネットワークは、ザイード国際空港、アル・バティーン・エグゼクティブ空港、ヤス島、サディヤット島、そしてアブダビ島などの主要な都市・ビジネス・観光拠点を結び、首長国内における迅速でクリーンかつ効率的な空の移動を可能にする。

各バーティポートは、統合交通局(アブダビ・モビリティ)のスマートシステムおよびアブダビ空港のネットワークを通じて、地上交通およびデジタルインフラを備えた形でアブダビの広範な交通システムに完全統合され、シームレスなマルチモーダル接続を実現する。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 12分の1『ガンダム』が山陽道・福山SA上り線に登場、公式アパレル自販機も設置
  2. ヤマハが初の長距離ツーリングイベント開催、8万円も「高くない」リピート参加したくなる理由とは
  3. サプライズ! ヤマハの新型125cc、『Fazzio』登場…2025年のモーターサイクル記事ベスト5
  4. 日産エクストレイル“NISMO”と“AUTECH”の魅力を元プロ野球選手・山﨑武司が語る!PR
  5. アウトバーンで大排気量車にも負けない! 正規輸入された初の『ゴルフGTI』【懐かしのカーカタログ】
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る