マレリの「LeanExhaust」、軽量化イノベーション賞を受賞…16kgの重量削減を評価

マレリの「LeanExhaust」が軽量化イノベーション賞を受賞
マレリの「LeanExhaust」が軽量化イノベーション賞を受賞全 1 枚

マレリは、「LeanExhaust」システムに対して、自動車アナリスト協会(SAA)から、軽量化イノベーション賞を受賞したと発表した。

この賞は、米国ミシガン州オーバーンヒルズで開催された第9回マテリアル・イノベーション・サミットで授与された。

SAAの軽量化イノベーション賞は、自動車業界が追求する持続可能性と効率性に沿って、直接的または間接的な質量削減をもたらす革新的な製品や技術を提供するサプライヤーを表彰するものだ。

マレリのLeanExhaustは、ハイブリッドを含む内燃エンジン搭載車における自動車メーカーの軽量化・コンパクト化のニーズに応えるために開発されたコンパクトで軽量、かつコスト効率の高い排気システム。このソリューションは、従来の排気システムと比べて全体で16kgの重量削減を達成し、騒音低減および排出ガス制御性能でも従来品と同等以上の性能を持つ。

また、設計および工程の改善により、現在生産中の排気システムと比べて炭素排出量を52%削減することができ、一般的な車両では排気システム1つあたり85kgのCO2削減につながる。

このシステムには、「デュアル・レイヤー・コンバーター」と「マイクロ・ホール・デザイン・マフラー」という革新的かつモジュラー構成の2つのコンポーネントが組み込まれ、いずれも重量と容積の削減に貢献している。

デュアル・レイヤー・コンバーターの先進的なアーキテクチャは、三元触媒コンバーターとガソリン・パティキュレート・コンバーターをコンパクトな一体型パッケージとすることで、該当部品の重量を45%、容積を46%それぞれ削減している。また、エンジン冷機始動後に触媒が迅速に理想的な作動温度に達し、エンジンがストップしてのEV走行中でも温度を維持することが可能であり、ハイブリッドやEVシステムに要求される熱および騒音低減性能も同時に満たす。

マイクロ・ホール・デザインのマフラーは、微細孔加工されたマフラー内中央チューブと、一連のバッフルプレートを用いることで、従来のマフラーで使用されていたリサイクルできないグラスウールの必要性を排除している。これにより、重量は最大27%、容積は最大15%削減される一方で、従来と同等のエア・フロー・ノイズの低減を実現し、耐久性に優れた薄肉のステンレス鋼の使用を可能にしている。

部品の先進的な素材を活用することで、LeanExhaustはシンプルかつ適応が容易なソリューションを提供し、従来のシステムと比べて継続的なコスト削減が期待できる。これはマレリのプラットフォーム戦略と一致しており、自動車メーカーに先進的な技術基盤を提供し、顧客のニーズに応じてカスタマイズ可能とすることで、開発期間とコストの削減、および多様なユーザーニーズへの対応を実現している。

同時に、SAAによる軽量化イノベーション賞において、マレリは電気機械アクチュエーターを備えたハイブリッド・サスペンション・システムで「特別賞(Honorable Mention)」を受賞した。この完全能動型ハイブリッド・サスペンション・システムは、車両のフロント・エンドのダイナミクスを制御するために2つのアクチュエーターを搭載し、リアホイールには2つのセミアクティブ・ショック・アブソーバーが接続されている。同様の機能を持つ油圧システムと比較して、機能や性能を損なうことなく重量を57%削減できることが特徴だ。

《森脇稔》

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