SDV時代の自動車ソフトウェア人材育成へ、自動車技術会が講座開発をトレノケートに委託

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人材育成のトレノケートは11月17日、公益社団法人自動車技術会より、SDV時代に向けた自動車ソフトウェア領域の講座開発を受託したと発表した。

SDV(Software Defined Vehicle)時代に向けて、自動車業界ではソフトウェア開発力の強化が急務となっている。IT業界等の他業界からのエンジニアも含め、より多くの人に自動車ソフトウェア開発の基礎理解を高めてもらい、人材の裾野を広げていくことが必要だ。

またSDV時代においては、自動車のソフトウェアエンジニアにとってクラウド連携技術は必須となる分野。そのため自動車技術会では、自動車業界への転職・入社した、または志望する層に向けて、自動車業界特有の商習慣や要求される技術をはじめとした基本的な知識や業界での課題対応力を身につけることを目指した講座を必要としていた。

30年にわたる人材育成専門企業としての経験に加え、自動車業界への教育実績も豊富なトレノケートが本講座の開発を受諾した。

開発予定の講座は「自動車ソフトウェア開発基礎講座」で、自動車業界へ転職・入社した、または志望するソフトウェアエンジニアや新入社員を対象とする。

eラーニング(4時間)では、自動車業界の全体構造と文化理解、自動車技術基礎、品質・安全・セキュリティ規格、法規対応・コンプライアンス、サプライチェーンと顧客対応プロセス、業界専門用語・フレーズ理解、最新動向と将来技術トレンドを学習する。

ワークショップ(1日間)では、業界知識と技術トレンド概論の講義、実際の不具合事例を用いた原因分析演習、要件定義ワークショップ、OEMとサプライヤー間の要求交渉ロールプレイ、自動車機能安全設計ワークショップを実施する。

《森脇稔》

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