Uber Taxi、鹿児島市で開始…訪日外国人宿泊客77%増に対応

Uber Taxi(イメージ)
Uber Taxi(イメージ)全 1 枚

Uber Japanは、スマートフォンアプリ「Uber」を通じてタクシーを呼べる「Uber Taxi」のサービスを、11月19日から鹿児島市内全域で新たに開始した。

鹿児島県内でUber Taxiのサービスが提供されるのは、今回が初めてとなる。

同社は2025年内に全47都道府県でのUber Taxiのサービス展開を目指しており、今回のサービス開始によりUber Taxiが利用できる地域は全国39都道府県に拡大する。

鹿児島市では観光需要が継続的に回復しており、最新の観光統計では、宿泊客数は前年比6.4%増、特に訪日外国人宿泊客は前年比77%増と大幅に伸びている。東アジアからの旅行者を中心にインバウンドが伸びる一方、国内旅行者も着実に増えており、市内の移動ニーズはこれまで以上に多様化している。

Uber Japanでは、サービス開始前から多くの国内外旅行者が鹿児島市内でUberアプリを起動しているのを確認しており、増加する観光需要に応えるべく、今回のサービス開始に至った。

Uberアプリは、世界70カ国以上・約50言語に対応し、訪日外国人は母国語でタクシーを配車したり、ドライバーとチャットすることが可能である。インバウンド対応の障壁となっている言語の壁を取り払いながら、鉄道やバスで行きにくい観光スポットへの移動を補完することで、地域観光の利便性向上と地元経済の活性化を後押しする。

2025年7月に提供を開始した「Uber シニア」により、Uber Taxiは高齢者にとってもより使いやすいサービスになった。文字やボタンが大きく見やすいシンプルモード、家族が遠隔で配車を手配できる代理配車機能、家族が乗車状況をリアルタイムで確認できる見守り機能など、安心・安全な移動をサポートする機能を提供している。

また、UberとUber Eatsがどちらもお得に利用できる会員サービス「Uber One」の加入者が増加するなか、Uber Eatsの利用者を含む多くの国内の顧客がタクシー配車にUber Taxiを日常的に活用している。

同社は今後も地域のタクシー事業者との連携を深め、移動の利便性向上と交通課題の解決に取り組んでいく。鹿児島市におけるUber Taxiの展開を通じて、観光客・ビジネス客・市民が快適に移動できる環境づくりを支援していく。

《森脇稔》

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