パナソニック オートモーティブシステムズは11月20日、オープンソース特許の相互利用団体「Open Invention Network(以下OIN)」に加盟したと発表した。
OINは、オープンソースソフトウェア(OSS)を保護するために設立された組織で、世界中の4000社以上が加盟している。OIN加入各社は、Linux Systemに関する特許を相互にロイヤリティフリーでクロスライセンスすることで、コアLinuxおよび関連OSS技術において、互いに特許権の主張を行わない取り組みをしている。
PASはこれまでも、OSS技術の発展に向けて、Automotive Grade Linuxなどの複数のOSSコミュニティにおいて、Software Defined Vehicle(SDV)のキーとなる仮想化技術VirtIOの車載業界向けの標準化を主導するなど、継続的かつ実質的な貢献を行い、業界全体の技術進化にも寄与してきた。
今回OINへ加盟することで、Linuxをはじめとするオープンソース技術の健全な発展を支援するとともに、OSSコミュニティへの貢献をさらに強化していく。また、SDV時代に求められる先進的な車載ソフトウェア開発を加速すべく、OSSのさらなる活用を推進していく方針だ。




