公道走行不可! カワサキ『Ninja ZX-10R』、レース専用モデルを注文開始

カワサキ Ninja ZX-10R レース専用モデル
カワサキ Ninja ZX-10R レース専用モデル全 4 枚

カワサキモータースジャパンは11月21日、フラッグシップスーパースポーツ『Ninja ZX-10R』のレース専用モデルの注文受付を開始した。

【画像】カワサキ Ninja ZX-10R レース専用モデル

同モデルは公道や一般交通での走行は一切できず、ナンバー取得に必要な書類も発行されない完全なレース専用車両となる。価格は209万円(本体価格190万円、消費税19万円)。

注文受付期間は2025年11月21日から12月16日まで。販売はカワサキ正規取扱店で行われ、店舗納入は2026年3月上旬より順次開始される予定だ。

新型Ninja ZX-10Rは、水冷4ストローク並列4気筒エンジンを搭載し、高回転域まで力強く吹け上がるシャープな出力特性を実現。フロントカウルに装備された左右のウイングレットが空力特性を向上させ、戦闘的なスタイルを強調している。

カワサキ Ninja ZX-10R レース専用モデルカワサキ Ninja ZX-10R レース専用モデル

電子制御面では、IMU(慣性計測ユニット)ベースのKTRC(トラクションコントロール)やKLCM(ローンチコントロール)などの先進システムを搭載。サスペンションにはレース由来のSHOWA製BFFフロントフォークとBFRC-liteリアショックを採用し、安定性と接地感を両立している。

また、クラッチ操作不要でアップ・ダウンシフトが可能なクイックシフター(KQS)や、音声コマンド機能搭載のスマートフォン連携対応フルカラーTFTメーターなど、最新技術も盛り込まれている。

従来モデルからの主な変更点として、新デザインのフロントカウルに左右ウイングレットを装備し、ダウンフォースと操安性を向上。ウイングレットによる前輪荷重増加に最適化する形で、シャシージオメトリーとサスペンション設定もリファインされた。

カワサキ Ninja ZX-10R レース専用モデルカワサキ Ninja ZX-10R レース専用モデル

タイヤには最新ハイグリップストリートタイヤ「BATTLAX RACING STREET RS12」を装着。カラーはメタリックマットグラフェンスチールグレー×メタリックスパークブラックの1色のみとなる。

受注生産のため締切後の受注はできず、販売可能台数上限に達し次第、早期終了する場合がある。なお、同モデルは保証(クレーム)の対象外商品で、U.S.カルフォルニア仕様となり、レース専用モデルとしてABSは搭載していない。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. SUBARU公認の結婚指輪、ペアのリングから六連星が浮かび上がる…12月24日発売
  2. 日産『ティアナ』新型、HUAWEIの最新コックピット搭載で約310万円から…広州モーターショー2025
  3. トヨタの米国ミニバンが「エスティマ難民」の受け皿に? 新型発表で高まる「日本導入」への期待
  4. 550馬力のマッスルカー『チャージャー スキャットパック』、4ドアの米国受注開始…6万ドル以下で最強のセダンに
  5. 日産版の三菱アウトランダー!? 北米発表に「まんまやんけ!!」「かっこよ!」など日本のファンからも反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る