アウディは11月21日、広州モーターショー2025において、中国専用ブランド「AUDI」の第2弾モデルとなる大型電動SUV『E SUV コンセプト』を発表した。
同コンセプトカーは、2024年11月に発表された中国向け姉妹ブランド「AUDI」の新モデルで、中国の電動車市場における新たな顧客層をターゲットとしている。アウディの技術的専門知識と、パートナーであるSAIC(上海汽車)の中国デジタルエコシステムにおけるイノベーションを組み合わせた設計となっている。
AUDI E SUV コンセプト(広州モーターショー2025)
ボディサイズは全長5057mm、全幅2042mm、全高1786mm、ホイールベース3060mmの大型SUVで、フロントとリアに1基ずつ搭載された電動モーターが合計500kWの出力を発生する。クワトロ全輪駆動システムと組み合わせることで、0-100km/h加速を約5秒で実現する。
109kWhのバッテリーを搭載し、CLTC基準で700km以上の航続距離を確保。800V アーキテクチャにより、急速充電ステーションでは10分間で320kmの航続距離を充電できる。
AUDI E SUV コンセプト中国の交通状況に特化した「AUDI 360 ドライビングアシストシステム」を搭載し、高速道路、市街地の渋滞、駐車支援において安全で快適な運転体験を提供する。
エクステリアデザインは、中国専用に開発されたAUDIブランドのデザイン言語を大型SUVの威厳ある佇まいに落とし込んだ。デジタルマトリックスLEDヘッドライトを縦配置した直立したフロント部分が、SUVの自信に満ちた存在感を強調している。
量産版は2026年にワールドプレミアされ、AUDIブランドの第2弾モデルとして発売される予定だ。




