第82回国際二輪車展示会(EICMA 2025)が11月19日、イタリア・ミラノで閉幕した。6日間の開催期間中に60万人以上が来場し、記録的な成功を収めた。
今回の展示会には50か国以上から730社を超える出展者が参加し、2000以上のブランドが集結した。コロナ禍後の2021年開催から現在まで、来場者数、出展社数、展示面積はいずれも倍増している。
B2B事業者向けでは167か国から4万3000人以上の専門家が参加した。海外事業者は前年比28%増と大幅に増加し、国際的な注目度の高さを示した。メディア関係者も67か国から8200名を超える規模となった。
今年最も人気を集めたのはMotoLiveの20周年記念イベントだった。6万平方mを超える史上最大規模の屋外アリーナでは、レースやアクロバティック・ショー、特別な「チャンピオンズ・チャリティー・レース」が開催され、12人のモーター・スポーツ・レジェンドが慈善活動のために集結した。
ASO(Amaury Sport Organisation)との共同企画「デザート・クイーンズ」展示会も大成功を収めた。ダカール・ラリーの歴史と伝説に捧げるこの展示では、イタリアで初めて公開される31台のオリジナル・バイクが展示され、4万2000人以上の来場者を集めた。
Y.U.M.(Your Urban Mobility)エリアでは、数千人の来場者がスクーター、モペット、電動・内燃式四輪車など40台以上の車両を無料で試乗できた。この4000平方mのエリアは、EICMAが都市型モビリティの新たな潮流を捉える能力を証明した。
ゲーミング・エリアも大人気で、300平方mを超える広大なエリアに実車同等の最新鋭シミュレーター8台が設置され、来場者は没入型のライディング体験を楽しんだ。
次回は2026年11月3日から8日にかけて、Fiera Milano Rhoで開催される予定だ。




