ヒョンデとBASF、超臨界発泡技術採用のモジュール式コンセプトシート共同開発

ヒョンデトランシスとBASFが超臨界発泡技術採用のモジュール式コンセプトシート共同開発
ヒョンデトランシスとBASFが超臨界発泡技術採用のモジュール式コンセプトシート共同開発全 2 枚

ヒョンデトランシス(Hyundai Transys)とBASFは、PBV(Purpose Built Vehicle)向けにモジュール式コンセプトシートを共同開発したと発表した。

【画像全2枚】

本シートは、超臨界発泡(SCF)射出成型技術で加工されたElastollan熱可塑性ポリウレタンエラストマー(TPU)の先進的な材料ソリューションが、自動車内装向けのカスタマイズ可能かつ持続可能なシートソリューションをいかにサポートできるかを実証するもの。このモジュール式コンセプトシートでは、ヘッドレストとアームレストに初めて先進的な材料ソリューションが採用されている。

この材料イノベーションは、当初はフットウェア業界に導入されたが、現在では自動車内装にも使用されている。これにより、部品サプライヤーやOEM各社は、軽量で耐摩耗性に優れ、ソフトな手触りと高級感のある外観を備えた部品を製造することが可能になった。

これは、ガスを均一に分散させて均質な微細セル構造のフォームを生成する超臨界発泡(SCF)射出成形技術によるものであり、結果として機械的特性の向上、低密度化、および揮発性有機化合物(VOC)排出量の低減を実現する。

さらに、発泡工程において架橋剤や化学発泡剤を使用しないため、ポストコンシューマーリサイクルが可能で、分解や再利用が容易。これにより、循環型設計原則を重視するEU提案のELV規則に自動車メーカーが準拠できるようになる。

また、製造時に必要なエネルギーが少なくて済むため、全体的なエネルギー消費量が減り、各企業のカーボンニュートラルや排出量削減目標の達成に貢献する。エンドユーザーは、廃棄時に所有コスト(CTO)面でのメリットを享受できる可能性がある。

《森脇稔》

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