スマートバス停、東京武蔵野市「ムーバス」に導入…リアルタイムでバス接近情報を表示

武蔵野市の吉祥寺駅北口の「スマートバス停」
武蔵野市の吉祥寺駅北口の「スマートバス停」全 1 枚

YE DIGITALの「スマートバス停」が、NECネクサソリューションズのバス業向けソリューション「バスナビゲーションシステム for SaaS」および「多目的情報配信サービス for SaaS」と連動し、東京都武蔵野市と関東バスの共同により導入された。

武蔵野市のコミュニティバス「ムーバス」吉祥寺駅北口0番バス停に設置された。ムーバスは1995年11月26日に運行を開始し、2025年11月26日に30周年を迎える。全国に「コミュニティバス」という概念を広めた先駆的存在で、これまでに6000万人を超える利用者に支えられてきた。

今回のスマートバス停導入は、ムーバス30周年記念事業の一環として、利用者の利便性向上を目的に実施された。

吉祥寺駅北口のムーバス発着所は、1号路線(吉祥寺東循環)、2号路線(吉祥寺北西循環)、6号路線(三鷹・吉祥寺循環)の3路線があり、利用者の乗り間違いの発生や遅延状況の把握が困難という課題があった。

スマートバス停の導入により、次発はどの路線がいつ発車するのかを確認できるようになった。また、デジタルサイネージ上に表示した時刻表の文字を拡大可能とするなど、多くの利用者に優しい乗り場となることが期待される。さらに、多言語表記に対応するとともに、利用者が見やすい表示内容や馴染みのある色を意識して作成しているため、ムーバスがより活用しやすくなった。

バス接近情報はバスナビゲーションシステムのリアルタイムデータを活用し、英語表記にも対応している。時刻表はバスナビゲーションシステムのGTFS-JPデータを活用している。GTFS-JPは、国際的に広く利用されている公共交通のデータフォーマットのGTFSをベースに、国土交通省が定めた国内向けのバス情報フォーマットだ。

スマートバス停は、従来紙でバス停に掲示していた時刻表や路線図、お知らせなどをクラウドから一括配信し、デジタルサイネージや電子ペーパー等に表示できるようスマート化したもの。IoTや省電力技術等を駆使して電子化したスマートバス停は、バス利用者とバス事業者の双方にとって便利で使いやすい次世代のバス停となっている。

《森脇稔》

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