サスペンション・マフラー・ホイールのトータルメーカー・タナベから、スバル『WRX STI』(VAB 2014年8月~2020年4月)向けの冷却プレート「GT COOLING PLATE」が発売された。税込み価格は5万3900円。
【画像】スバル WRX STI用冷却プレート「GT COOLING PLATE」
高性能ターボ車であるWRX STIは、タービンから発する熱によってエンジンルーム内の温度が上昇しやすい。吸気温度が上がると燃焼効率が低下し、本来の加速性能やレスポンスが発揮できなくなる課題を抱えていた。
タナベが開発した冷却プレートは、走行風を効率的に取り入れ、エンジンルーム内の空気の流れを改善することで、吸気温度を下げる仕組みだ。純正バンパー開口部へかぶせるように取り付けることで段差をなくし、フラットな面を形成。走行風の流速アップを実現する。
タナベの『WRX STI』用冷却プレート「GT COOLING PLATE」
さらに、フロントグリルから取り込んだ走行風を直接エアクリーナーへ送るため、テストを繰り返して導き出したダクト形状を採用。WRX STI用には、風路を妨げる純正ホーンの移設用ステーも付属し、風の当たる面積を広げて冷却効果をさらに向上させている。
同社が実施した検証では、エアクリーナー側への風速が純正比で136%~137%へと向上。温度検証では、測定箇所で最大3.4度の差があり、純正よりも冷却できる傾向が確認された。水温については、プレート装着により5.0度の低下効果が実証されている。




