マウザーとYAGEO、自動車電動化向け受動部品の最新eBookを公開

マウザーとYAGEOが自動車電動化向け受動部品の最新eBookを公開
マウザーとYAGEOが自動車電動化向け受動部品の最新eBookを公開全 1 枚

マウザー・エレクトロニクスは、YAGEOグループと共同で新たなeBook「Powering the New Automotive Era with Smart Passive Solutions」を公開した。

自動車の電動化が進む中、受動電子部品がそのニーズに対してどのように進化しているのかを専門家が解説している。

電動化は自動車の製造方法や動力源だけでなく、ユーザー体験そのものを大きく変革している。エンジニアは機械式のサブシステムを電気式の代替品へと置き換え、先進運転支援システム(ADAS)もさらに普及している。

電動化のニーズに応えるために、受動部品は高温、より高速なスイッチング周波数、そしてより高い電圧に対応しつつ、電力効率も確保する必要がある。

本eBookでは、48Vアーキテクチャ、ワイドバンドギャップ、電動化パワートレインについて紹介し、さらにYAGEOグループが革新的な受動技術でこれらの課題にどのように応えているかを解説している。

マウザーで取り扱いのあるYAGEOグループ製品の一例が紹介されている。

PMT9085シリーズは、AEC-Q200準拠の高絶縁パワートランスで、高耐圧の絶縁バリアを介して最大2Wの電力を供給する。コンパクトな車載グレードのアイソレーショントランスは、コアとボビンの構造により6.4mmのクリープ距離を確保した強化絶縁を提供する。

カレントセンス・トランスは、回路内の交流電流を低損失で検出可能で、高電圧信号に接続される可能性のある電流源と測定回路の間に、電気的および安全上の絶縁を実現する。4Aから40Aの検出範囲、500Vから5kVの絶縁耐圧を備え、スイッチング電源用途に最適という。

SMP25x EMI抑制用AEC-Q200コンデンサは、積層メタライズドペーパー構造を持ち、310VAC定格電圧および推奨直流電圧630VDCに対応する。AEC-Q200準拠のこれらのコンデンサは、EMIおよび交流ラインフィルタ、スイッチング電源、EV充電システム、アイソレータなどに適する。

APL9x長方形アルミ高分子コンデンサは、48V車載用途向けに設計されており、マイルドハイブリッド車(MHEV)の48VインバータにおけるDCリンクとしての使用にも対応している。優れたサージ電圧耐性とリップル電流対応能力を持ち、振動にも強い設計だ。

マウザーは、グローバルな正規代理店として、最新の半導体と電子部品および産業用オートメーション製品を幅広く取り揃えている。提携メーカーによる完全なトレーサビリティを実現した100%認定済みの純正品のみを迅速に届けている。

《森脇稔》

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