ポールスター、双方向充電サービスを米カリフォルニアで開始…EVを蓄電池として活用

ポールスター3による双方向充電サービスのイメージ
ポールスター3による双方向充電サービスのイメージ全 4 枚

ポールスターが、電気自動車を蓄電池として活用できる双方向充電技術を顧客に提供する第一歩を踏み出した。

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ホームエネルギー企業dcbelと提携し、米国カリフォルニア州のポールスター『3』の顧客向けに、車両から家庭への電力供給(V2H)、停電対策、スマート充電ソリューションを開始する。

双方向充電技術により、電気自動車はバッテリーの充電と放電の両方が可能になる。これにより車両から家庭や電力網へエネルギーを送ることができ、エネルギーコストの削減、家庭用バックアップ電源としての活用、地域電力網の支援、再生可能エネルギーの利用拡大が実現する。

今回の双方向充電ソリューションは直流(DC)を使用し、400ボルト電気アーキテクチャを採用するポールスター3の顧客向けにV2H機能を提供する。カリフォルニア州の住民を対象とした商用サービスで、州の補助金制度を活用できる。dcbelのホームエネルギーシステム「Ara」を含むこのサービスにより、顧客は年間最大1300ドルの充電コスト削減が可能で、停電時には最大10日間、車両をエネルギーバックアップとして使用できる。

カリフォルニア州の住民は、dcbelが管理するカリフォルニアエネルギー委員会のプログラムを通じて補助金を受けられ、エネルギーシステムと設置費用の大部分を相殺できる。

ポールスターは双方向充電機能の開発を継続し、将来的により広範なサービスを提供する計画だ。ドイツでは、パートナー企業ザプテックと共同で双方向充電対応のAC家庭用充電器「Zaptec Go2」を発売した。

今後、より多くの欧州市場への展開を予定している。この充電器はポールスター3に対応しており、将来的に車両で双方向充電機能が利用可能になった際に使用できる。

《森脇稔》

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