USスチール、グラナイトシティ製鉄所の高炉を再稼働へ…2026年の需要増に備え

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米国の鉄鋼大手のUSスチールは12月4日、グラナイトシティ製鉄所の高炉Bを再稼働すると発表した。

顧客需要の高まりに対応するための措置で、通常の事業計画の一環として実施する。

同社のデビッド・B・バーリット社長兼最高経営責任者は「数カ月にわたり顧客需要を慎重に分析した結果、高炉を再稼働する決定を下した」と説明。「鉄鋼業界は競争が激しく景気変動の影響を受けやすいが、2026年の需要に応えるため、安全かつ収益性の高い操業ができると確信している」と述べた。

バーリット氏はさらに、全米鉄鋼労働組合や地元の選出議員を含むすべての関係者と協力し、安全で効率的な稼働開始を実現するとともに、グラナイトシティ製鉄所への支援について協議する意向を示した。

USスチールは1901年に設立され、自動車、建設、家電、エネルギー、容器、包装産業向けに高付加価値鋼製品を提供している。同社は2050年までに温室効果ガス排出量ネットゼロを目指しており、CO2排出量を70から80%削減したverdeX鋼や電気自動車向けの超薄型軽量InduX鋼など、環境に配慮した製品開発を進めている。

《森脇稔》

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