日産自動車が世界に誇る2ドアスポーツカー、『GT-R』の次期型となる「R36型」に関する情報が聞こえてきた! 次期型の予想CGをお見せしよう。ワールドプレミアが最速で2027年という情報も。
日産GT-R(=グランツーリスモレーシング)は自動車業界において長い歴史を誇る。先祖のスカイラインGT-Rから現代のR35世代まで、伝説となりカルト的な人気を誇ってきた。しかし、残念ながらこのネームプレートは今、深刻な危機に瀕している。
R35型日産GT-Rは、日本国外で「ゴジラ」の異名を得た。史上最高のスポーツカーのひとつと広く認められているが、名声だけではGT-Rを破滅から救うことはできない。R35型は約18年間のモデルライフを経て、2025年夏に生産終了となった。
日産グループは現在、決して楽観的な状況にはいない。次世代モデルのR36型に関する当初の計画は完全に見直されたようだ。次世代は2030年頃にフル電動仕様のみで発売される予定だったが、開発の計画はもはや検討されていないという。これは日産の経営の弱体化だけが理由ではなく、自動車メーカーが期待したほどEVが人々に浸透していないことも一因だろう。
日産 GT-R 次期型の予想CG
したがって、日産が欧州や米国などの新たな環境目標に沿って、同時に内燃機関搭載車を好む顧客の要望も考慮に入れた解決策が必要だ。シンプルな解決策は、ハイブリッドパワートレインを搭載することだろう。
おなじみThoettle氏から協力を得たGT-R次期型の予想CGは、BMW『4シリーズ』クーペとアウディ『コンセプトC』プロトタイプをCGIで組み合わせることで、R36型を完成させた。日産自身が提案したGT-R進化形、『GT-R50』とも全く異なる。
いっぽうリアデザインはR35との繋がりを強く感じさせる。Theottle氏によると「レンダリングは、電動GT-Rの未来像を反映しており、伝統と進化のバランスがとれている」とのことだ。またTheottle氏も、R36にはフル電動パワートレインではなく、ハイブリッドシステムを採用すべきだと提案している。




