自動車部品メーカーの三桜工業は、グループでフラワーギフトとメッセージを贈ることができる新サービス「Gift Fund(ギフトファンド)」をリリースした。
Gift Fundは、送別会や誕生日、結婚祝いなどの機会に、グループギフトを企画する際の一連のプロセスをDX化したサービスだ。従来は幹事が提案から意見調整、寄せ書きメッセージ収集、費用調整、集金、会計報告まで行う必要があったが、同サービスでは「ギフトページを作成」し「URLを共有」する2ステップだけで完結する。
主な特長は7点ある。まず、幹事は最短3分で企画でき、URLを共有するだけで済む。参加者はWeb上で自由に参加を決められるため、対面での勧誘による気まずさがない。参加メンバーが入力したメッセージはそのままメッセージカードになり、色紙の準備や回覧の手間が不要だ。
一口500円で参加者から集まった口数に応じてフラワーギフトが手配されるため、金額調整やお釣りの処理、会計報告が不要となる。集まった金額に応じて、フラワーギフトが豪華になる仕組みだ。
リンクを転送することで、幹事と直接面識がない人も参加可能になり、コミュニティの枠を超えた広い声掛けができる。カード決済のため現金受け渡しもなく、遠隔地に住んでいても参加できる。
Web上で公開される寄せ書きメッセージとは別に、実際の花に同梱される「非公開カード」にのみ印刷される「非公開メッセージ」を届けることも可能だ。他の参加者は見ることができないため、プライベートな言葉や連絡先も安心して添えられる。
フラワーギフトを受け取った人は、専用のQRコードから、ギフトを贈ってくれた参加者全員に宛てて、写真やメッセージを送ることができる。受け取る側にとっても、一人ひとりにお礼を言うタイミングを逃さない便利な機能だ。
モニターとして先行利用した企画者からは「集金や振込の手間ゼロで簡単に準備でき、社外や遠隔地の方もリンク共有で参加できた」「お花だけでなく、温かいメッセージも一緒に届けられるのが嬉しいポイント」との声が寄せられている。参加者からも「コメントを添えられるのが良かった」「リンクが届いて手順に沿ってメッセージを入れるだけで参加できて簡単だった」「お祝いの気持ちをみんなで共有できて楽しい」との評価を得ている。
同サービスは、三桜工業の新事業開発本部が推進する「知の探索」を目的とした新事業プロジェクトのひとつとして生まれた。開発担当者は「取りまとめの煩雑さや負担をなくし、誰もが無理なく気持ちを届けられる仕組みをつくりたいと考えた」とコメント。「誰かに負担を押しつける事なく、皆の想いがカタチになる体験を実現することで、一期一会の出会いを、より確かな『つながり』として残していくお手伝いができれば幸い」としている。
想定する利用シーンは、送別会、お祝い事(結婚祝い・誕生日・記念日・卒業祝等)、お世話になったお礼(先生や講師・コーチ等へ生徒・父兄から)、その他「お花を贈りたい」と思うシーンなど。
サービス名はGift Fund、利用料金は一口500円からだ。




