積水化学、高速道路SA・PAにゴミ箱遠隔監視システム導入…清掃作業を効率化

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積水化学の子会社の積水マテリアルソリューションズは、センサーを用いた堆積管理システム「Smart Level」のサービス提供を中日本高速道路の休憩施設向けに開始したと発表した。

少子高齢化に伴う労働人口の減少により、高速道路の休憩施設では清掃作業の効率化が課題となっている。従来、清掃員はゴミが溢れないよう定期的に目視確認のため現場まで移動する必要があり、ゴミの量に関わらず1日数回の作業が発生していた。また清掃員はゴミ回収のみならずトイレ清掃や施設内巡回なども実施しており、ゴミ回収作業の効率化が求められていた。

「Smart Level」はセンサーと無線通信で堆積量をデータ管理できるサービスで、ゴミ回収場所への移動時間や目視作業が不要となる。データはパソコンやタブレット、スマートフォンで確認でき、一般のWebブラウザを使用するため面倒なアプリのインストールや設定は必要ない。

主な特長として、数値データで堆積量を可視化することで回収の判断基準を統一でき、清掃員の力量に頼らない管理が可能となる。一定の堆積量に達した際は複数人へアラート通知ができる。センサーは電池駆動のため電源は不要で、堆積量の数値データは時系列でCSVファイル形式に保存できるため、傾向把握や業務改善活動に活用できる。

中日本高速道路管轄の休憩施設9施設で2カ月間の検証を実施した。東海北陸自動車道6施設、東名高速道路3施設にセンサー87台を設置し、ゴミ種類ごとの検知精度と回収確認頻度を検証した。

その結果、検知精度は缶を除き90~100%を達成した。回収確認頻度については、従来の目視巡回ではほとんどのゴミ種において回収目安以下で回収していることが判明し、Smart Levelを利用することで最適なタイミングで作業を行い、清掃作業の効率化が図れる可能性が示された。

今後は高速道路の休憩施設での導入・普及拡大により、ゴミの堆積量が一定値を超過した際にアラートを発出して回収作業を実施する仕組みへ移行することで、作業スケジュールおよび人員配置など効率的な実運用ができるよう、現場の生産性向上への取り組みへ貢献していく。また工場などの生産ロス、廃棄物、排水、汚泥などの見回り工数が発生している場所や、駅・空港などのゴミ箱など省人化が求められるエリアでも対象領域の拡大を進めていく。

《森脇稔》

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