タクシー配車に特化したコミュニケーションセンターを運営する電脳交通は12月10日、万代タクシーが運営する「タクシーステーション新潟」が、同社のパートナーコールセンター(PCC)として参画したと発表した。
電脳交通の配車業務受託サービスにおけるPCCは、京都PCC、札幌PCCに続く3拠点目となる。拠点の拡大を通じて、全国のタクシー事業者への支援体制をさらに強化する。
電脳交通は、全国のタクシー事業者に対して配車業務受託サービス「タクシーCC」を展開している。タクシー事業者の業務負担の軽減や運行効率の向上を支援することで、地域交通の持続可能な運営に寄与してきた。
近年、全国各地で人材不足や需要変動などの課題が深刻化する中、各地域で信頼できるパートナーと連携し、柔軟かつ高品質な配車対応を実現するため、電脳交通では「パートナーコールセンター(PCC)」制度を導入。これまでに京都PCC、札幌PCCが参画し、地域に根ざした体制の構築を進めてきた。
今回、タクシーステーション新潟が電脳交通の新潟PCCとして参画することとなった。2022年に開設されたタクシーステーション新潟は、新潟県内および近隣エリアの複数のタクシー事業者の配車業務を受託し、高い品質と安定したオペレーションで他社のタクシー事業を支えてきた。これまでの実績と対応品質を評価し、電脳交通として新たにPCCとして参画が決定した。
電脳交通のコミュニケーションセンターは、タクシー配車に特化したコールセンターで、現在、全国40都道府県、約150社のタクシー事業者の配車業務を受託している。コミュニケーションセンターの着信件数は月間20万件に達し、約120名のコミュニケーターが対応している。
今後は、ライドシェアサービスをはじめとするさまざまな交通分野のコールセンター業務の受託を予定している。




