トランスミッションの「アリソン」、インドに新拠点建設へ…防衛・鉱業・エネルギー分野への投資拡大

アリソンのインド・チェンナイ工場
アリソンのインド・チェンナイ工場全 1 枚

アリソン・トランスミッションが、インドでの事業展開と投資を大幅に拡大すると発表した。

防衛分野では、インド政府系防衛メーカーのアーマード・ビークルズ・ニガム・リミテッドと覚書を締結した。この複数段階の合意により、現在および将来のアリソン製クロスドライブ・トランスミッション・プログラムに対応する整備・修理・オーバーホール拠点をインドに設立する。この提携は、アリソン4040MXクロスドライブ・トランスミッションを搭載した将来歩兵戦闘車両プログラムを含む、インドの防衛近代化の取り組みと連携している。

鉱業分野では、シャー・プロジェクツ・プライベート・リミテッドが、アリソン4800フルオートマチック・トランスミッションを搭載したサニーおよびXCMG製ワイドボディ・ダンプトラックで車両群を大幅に拡大した。鉱山開発・運営プロジェクトを管理する同社は、厳しい環境下でのアリソンの信頼性と性能を評価し、最近XCMG製ワイドボディ・ダンプトラックを100台追加発注した。

エネルギー分野では、プレシジョン・ガシフィケーション・サービシズがアリソン4700オイルフィールド・シリーズ・トランスミッションを搭載した新しい坑井制御ソリューションを展開している。この装置は、インド有数の石油探査会社が貯留層圧力のバランスを取り、坑井の制御不能な流出を止めるために重質流体を圧送する用途で使用される。

輸出面では、ダイムラー・インディア・コマーシャル・ビークルズが、アリソン3000シリーズ・トランスミッションを搭載したFUSO1623および1828中型トラックの出荷を開始した。これらは完全ノックダウン・キットとして輸出され、ダイムラー・トラック・サウスアフリカの地域輸送ニーズを支援する。

これらの展開は、アリソンのチェンナイにある最先端施設の拡張によって支えられている。新工場は2026年第1四半期に初期生産を開始し、2027年にフル生産体制に移行する予定だ。この戦略的投資は、世界市場全体での需要増加に対応するアリソンの能力を強化するだけでなく、インドの産業成長における重要なパートナーとしての同社の役割を確固たるものにしていく。

《森脇稔》

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