メルセデスベンツ、新型電動トラック『eアクトロス400』量産開始…EVラインナップ拡大

メルセデスベンツが新型電動トラック『eアクトロス400』量産開始
メルセデスベンツが新型電動トラック『eアクトロス400』量産開始全 5 枚

メルセデスベンツトラックスは、新型電動トラック『eアクトロス400』の量産をドイツ・ヴェルト工場で開始したと発表した。

【画像】メルセデスベンツ『eアクトロス400』

新型eアクトロス400の投入は、2025年末から展開される幅広い電動トラックバリエーションの一環だ。新バリエーションの技術的基盤は、2024年末からヴェルトで量産されている『eアクトロス600』が提供している。

eアクトロス400とeアクトロス600の2モデルをベースとした多数の新しい組み合わせにより、メルセデスベンツトラックスは、大型長距離輸送や配送輸送におけるさらに多くの物流要件に電動車両で対応できるよう、ラインナップを拡大している。今後、同社はeアクトロスを2つのバッテリーパックを搭載したeアクトロス400と、3つのバッテリーパックを搭載したeアクトロス600として提供する。それぞれトラクターユニットまたはフラットベッドシャシーとして用意され、用途、航続距離、積載量に関する個別の要件に応じて選択できる。さらに、将来的には2種類のキャブから選択可能になる。

メルセデスベンツトラックスは、今年第3四半期に欧州の大型電動トラック市場で約50%という高いシェアを達成した。これにより、ダイムラートラック部門は2四半期連続で明確な市場リーダーとなっている。現在進行中のラインナップ拡大により、同社は先駆的な役割を担うことを目指しており、顧客のニーズに明確に焦点を当てている。

ヴェルト工場では、既存のAシリーズ組立ラインで新モデルが製造される。そこでは、バッテリー電動トラックがディーゼル車と並行して柔軟に生産される。これにより、工場は市場の需要に迅速に対応でき、メルセデスベンツの厳しい品質基準を確実に満たすことができる。

ヴェルトの独立したフューチャートラックセンターで電動化されていた第1世代の「eアクトロス」モデルとは異なり、新世代モデルではこの生産工程が完全に生産ホール内で実施される。これは、電動トラックの組み立てが、フレーム構築から最終検査まで、通常の量産プロセスに完全に統合されていることを意味する。

マンハイム、カッセル、ガッゲナウのダイムラートラック工場も生産に重要な貢献をしている。これらの工場は、電動アクスル、トランスミッション部品、いわゆるフロントボックスなど、電動パワートレインの重要なコンポーネントを供給している。このボックスは、多数の高電圧および低電圧要素をまとめたもので、従来の内燃エンジンの設置スペースに配置されている。

新型eアクトロス400は、それぞれ207kWhのLFPバッテリーパックを2つ搭載し、総容量は414kWhとなっている。これがモデル名の由来だ。構成と用途プロファイルに応じて、異なる航続距離が可能となる。大型配送輸送では、ドライボックスボディを装備した部分積載のeアクトロス400 6x2が、周囲温度20度で充電なしで最大約480kmを走行できる。2つのバッテリーパックを搭載したeアクトロス400は、3つのバッテリーパックを搭載したeアクトロス600よりも車両重量が軽く、3トン以上多い積載量を提供する。これは同等のディーゼルトラック(25トン以上の積載量)と同等だ。標準充電容量はCCS2経由で最大400kWで、2つのバッテリーパックは10%から80%まで約46分で充電できる。

《森脇稔》

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